いすゞトラックがもつ5つの特徴!各メーカーと比較しよう!

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日本の5大トラックメーカーのひとつである「いすゞ」。同社が作るトラックにはどのような特徴があるのでしょうか。今回は「いすゞ」のトラックならではの特徴を5つ紹介します。また、他メーカーとの違いや、海外メーカーの特徴なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

代表的なトラックメーカーは?

いすゞのトラックについて解説する前に、日本で代表的なトラックメーカーを紹介します。

  • トヨタ
  • 三菱ふそう
  • いすゞ
  • 日野
  • UDトラック

「いすゞ」については、次項からじっくり解説していくので、ここでは他4社について紹介します。各メーカーの特徴は、以下の表を参考にしてください。

メーカー 特徴
トヨタ ・      馬力の強さ ・      小型トラックが中心 ・      一時停止から再始動の動作がスムーズ
三菱ふそう ・      安定した走行感 ・      ノイズが少ない ・      快適な座席シート
日野 ・      耐久性が高い ・      商用車の販売・製造がメイン ・      低振動
UDトラック ・      パワフルなエンジン ・      大型車の人気が高い ・      安全システムが充実

いすゞはどんな会社?

1937年から続く「いすゞ自動車」。創業当時から、大型ディーゼルエンジンの開発を得意としています。では、日本の代表的なトラックメーカーである「いすゞ」には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは「いすゞ」の特徴や代表車種、製造するトラックの特徴について解説します。いすゞのトラックを検討している方は、参考にしてください。

そもそも「いすゞ」の特徴は?

1937年に創業された「いすゞ自動車株式会社」は、トラックやバスを中心とした大型車両の製造・販売をおこなうメーカーです。車両の製造以外にも、船舶等のエンジンを製造しています。 同社の魅力は、創業当初から現在まで、良質な大型エンジンを開発し続けていることです。同社の前身となっているのは、1916年に誕生した「石川島自動車製作所」。前身から見ると、100年以上もの歴史をもつトラックメーカーだとわかります。

いすゞの代表車種は?

長い歴史をもつ、いすゞの代表車種としては、小型ならば「エルフ」、中型は「フォワード」、大型では「ギガ」があります。 いずれの車種もいすゞが誇る、良質な「ディーゼルエンジン」を搭載しています。たとえ積載制限近くまで荷物を乗せていたとしても、難なく坂道を登れるほどのパワーをもつとのこと。また、パワフルなエンジンでありながら、エンジン音は静かです。この点からも、いすゞの技術力の高さが窺えます。

小・中型車両の特徴

「いすゞ」の小・中型トラックには、先進視覚サポート技術である「VAT」に加えて、安全装置が搭載されています。車両に付けられたカメラによって、歩行者などを検知し、対象物との距離や速度を通知します。さらに、必要な場合には緊急ブレーキが作動するので安心です。 また、車間距離が一定以下となった場合には、アラートが出ます。市街地を走行する機会の多い、小型・中型車両ならではのシステムで、事故を未然に防ぐのに役立つでしょう。

大型車両の特徴

良質なディーゼルエンジンが本領を発揮できるは、大型トラックならではの魅力です。代表車種である「ギガ」を運転すれば、その性能が実感できるでしょう。 走り出しの加速感や安定した走行など、一度運転しただけで、その違いに驚かされます。 さらにいすゞは、長距離を移動する運転手への配慮も欠かしません。長時間座っていても疲れにくい座席シートや、細かな収納パーツなど、快適な運転に必要なものがしっかりと揃っています。

いすゞトラックがもつ5つの機能

いすゞが製造するトラックについて、大まかな特徴はすでに解説しました。次に「具体的にどのような機能が付いているの?」という疑問にお答えします。いすゞのトラックに搭載された機能として代表的なものは5つ。ここでは「ダブルターボ」「スムーサー」「D-CORE」「視覚サポート」「車両姿勢制御システム」について、それぞれ解説します。

2つのターボ

中型トラック「フォワード」には、VGSターボと2ステージターボという2つのターボが搭載されています。それぞれの特徴は、以下を参考にしてください。

VGSターボ ・      低回転域で、効率的にターボ効果を発揮する ・     トルクが強い ・      加速性が高い ・      燃費が低い
2ステージターボ ・      高低圧のターボを最適に制御する ・      Noxの排出を低減しつつ、燃焼効率は損なわない ・      燃費が低い

スムーサー

スムーサーは小型・中型車両と、大型車両では異なるタイプのものを搭載している点が特徴です。 「エルフ(小型)」と「フォワード(中型)」には、スムーサーEXを搭載しています。コンピューター制御による、シフトレバーのアップダウン操作に加えて、トルクアシスト機能や自動変速モードも備わっています。スムーズな変速と高い燃費性能を実現したスムーサーです。 「ギガ(大型)」には、スムーサーGを搭載。積載量や勾配に応じて、ギアを自動選択できる「スマートシフト制御」に加え、アクセルを操作したときの燃料消費を抑える「スマートアクセル制御」が備わっています。

D−CORE

D-COREは、全てのいすゞトラックに搭載された、ディーゼルエンジンです。エンジンにおける全回転域で、高いターボ効果を実感できます。 Noxの排出が低減されており、燃費の向上もされています。ひと言で表すと「クリーンで優れたエンジン」といえるでしょう。環境への配慮と、経済性能を併せ持ったエンジンを、全車種に搭載できるのは、いすゞならではです。

視覚をサポート

先進視覚サポート機能が付いていることも、いすゞトラックの魅力です。高い精度を誇るミリ波レーダーを活用して、各種センサーを稼働させています。車線逸脱警報や衝突回避、車間ウォーニングなどの機能が、ドライバーの視覚をサポートし、事故を未然に防いでくれるでしょう。もちろん、万が一のトラブルに備えた機能も搭載されているので、安心して運転できます。

車両姿勢制御システム

トラックの横転などを防ぐ、車両姿勢制御システム「IESC」も備わっています。車両の挙動はもちろんのこと、ドライバーの操作状況もセンターで検知。その場その場に適したアラートで、ドライバーに車両の状況を伝えてくれます。エンジンやブレーキに搭載された、自動制御システムもまた高精度。徹底して事故を防止します。

日本のトラックメーカーは海外とどう違う?

日本で使われているトラックの多くが、今回紹介した代表メーカーのいずれかの車種です。つまり、国産車がメインに使われているということになります。日本と海外では、道路も交通量も異なるため、日本のトラックが日本で人気なことは当然です。では具体的に、日本と海外の代表的なトラックメーカーは、どのように異なるのでしょう。以下で解説します。

日本のメーカー

日本で入っているトラックは「いすゞ」をはじめ、「トヨタ」「三菱ふそう」「日野」「UDトラック」のいずれかの車種であることが多いです。日本のトラックメーカーには、それぞれ「性能」「値段」「運転の快適性」といった特徴があります。会社で利用するトラックを選ぶ際は、上記3つのうち、何を重視するかによって、メーカーを決めることになるでしょう

海外のメーカー

一方、海外で走るトラックは「ベンツ」か「ボルボ」であることが多いです。日本に比べると、代表的なメーカーが少し少ないように感じるでしょう。 世界的にはベンツのトラックが、最大手といわれています。しかし、販売数でいえば、いすゞのトラックが、度々世界一となっています。このことからも、いずれは海外でも代表的なトラックメーカーが「いすゞ」となる時代がやってくるかもしれません。

特徴を掴んで「いすゞ」のトラックを検討しよう

いすゞのトラックについて解説してきました。パワフルかつ低燃費なディーゼルエンジンや、事故を防止するための安全制御システムだけでなく、長時間運転するドライバーへの配慮もされているのが「いすゞ」のトラックです。もちろんD-CORE機能など、環境問題への取り組みも欠かしません。いすゞのトラックを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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