2021年 1月 の投稿一覧

【導入事例.002】社内情報のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現を目指して!利益のみえる化、車両管理の一元管理と共有を実現するために「トラッカーズマネージャー」を導入

【お話を伺った方】
代表 穂苅 豊 様
有限会社 スリーピース
主に、建築資材輸送と一般貨物、軽貨物輸送を展開している同社。複数のExcelファイルを使って車両データを管理していましたが、更新情報の同期や、情報の共有ができていませんでした。その解決と、もうひとつの理由として、荷主さま毎やドライバー、トラック1台毎の利益のみえる化を進め、運賃交渉などの数値的根拠として活用したいと、クラウド運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」を導入。現在の活用状況や今後に向けた期待をお聞きしました。

【目的】
・荷主さま毎やドライバー、トラック1台毎の利益のみえる化を進め、運賃交渉などの数値の根拠として活用したい(近い将来、荷主さまから数値的根拠を求められそう)
・車両に関する情報を一元管理し、管理工数の削減と共有ができるようにしたい
・みえる化、一元管理をするにしても、新たに人材を採用することなく、アウトソースの感覚で運用したい

【課題】
・1便あたりの利益は代表の頭の中でだけ分かっている状態。数値化(みえる化)はできていない
・複数のExcelファイルを使って車両データを管理。更新情報の同期や、情報の共有ができていない

【効果】
・導入により車両管理に関わる作業時間の圧縮
・正しい情報の共有が可能となり、社員間の情報格差が是正
・利益のみえる化については、現在、データを積み上げ中

どのような事業を行なっていますか?

穂苅様:
現在の保有台数は50台弱で、建築資材輸送と一般貨物、軽貨物輸送をメインに事業展開しています。小型車が多く、若手が多く活躍しているのも弊社の特徴かと思います。月に一度のミーティング、安全会議、事故惹起者の特別安全講習、荷主さまによる送出し教育など、特に安全への取り組みに力を入れています。

導入のきっかけは何だったのでしょう?

穂苅様:
車両に関するデータの管理にいくつかの課題を感じでいました。
車両に関するデータを社員がExcelで管理しているのですが、色々なファイルにまたがって管理されていて、更に更新作業に多くの時間が掛かっている状態で、この作業時間を圧縮したかったことが課題の1つ目。

また、Excelで管理していると、誰が、どのデータを更新したのか?全体の整合性は取れているか?など確認するのに苦労していました。例えば、増車した際に、あるExcelファイルには情報を入れたものの、別のExcelファイルには情報が入っていないなどの齟齬(そご)が起こるのは日常茶飯事。この状態から脱し、一元管理をしたかったことが2つ目です。

それと、それぞれのファイル更新の作業は別々の社員が行っている関係上、情報の共有が難しかった。例えば、車両の管理をしている社員は各車両の燃費状態が分かるが、その情報を知って欲しい、配車係やその他の実務に携わる人は知らないままということが起こっていました。この状況を打破し、情報を共有できるようにしたかったことが3つ目です。

そんな中、たまたまタイミングよくご紹介いただいて、この3つの全てが解決できそうだったので、とりあえず導入の検討からやってみようかな、というのがきっかけですね。

時代の流れ的にも、様々な管理系の業務をアウトソーシングまではいかないけど、クラウドなどで管理したいという思いもありました。社員を新たに雇うよりも、トラッカーズマネージャーのカスタマーサポートに相談しながら、自分でまずはやってみようと。

導入の決め手は何だったのでしょう?

穂苅様:
車両管理に関する3つの課題がクリアにできそうだったことが大きかったのですが、お話を聞いてみると、もっと大きな課題を解決できることが分かり、それが決め手になりましたね。

それは、分析レポート機能です。
燃費の管理、車両のリース代、減価償却費用など、そういうものが売り上げや人件費なども含めて、一括でポンと見られるようになると、このドライバーは、これくらい売り上げを上げていて、この荷主さまだと、これくらい利益が出ている、もしくはマイナスになっているなど、利益のみえる化ができるようになります。

正直、今までは、この便はなんとか儲かっているだろう、なんとか採算取れているだろう、これは赤字かな、ということは、私の頭の中では分かっていました。運送会社の社長や配車係は私と同様に感覚でやっている方が多いのではないでしょうか?

でも、この先、このままの感覚で荷主さまとの運賃交渉や、人件費の設定などをやっていくのは難しくなってくると思っています。

今は運賃交渉で、燃料代が上がったので運賃を上げて欲しい、人件費が上がったので運賃を上げて欲しい、と交渉するのが運送会社の一般的なやり方だと思うのですが、これからは、その根拠=数字がないと、納得していただけない荷主さまが増えてくるのではと予想していました。

しかし、これらを実現するには、今の体制では難しく、人を採用しないと難しい状態でした。でも、人を新たに採用するのはリスクが高い。それを今までの作業の延長線上で、自動で集計してくれる機能があったことが最後の大きな決め手になりました。

今まで悩んでいたことが、一気に解決できるな、と。

導入はスムーズにできましたか?


穂苅様:
自分でやり方を把握していないと、社員に指示ができないと思い、カスタマーサクセス部門の副島さんにサポートしていただきながら、まずは私と事務の社員で使ってきました。

分からないことがあっても、カスタマーサクセス専任担当の副島さんがしっかりサポートしてくれるので助かっています。それと、専任だからすぐに電話が繋がり、聞きたいことにすぐ対応してくれるで、すごく助かっています。世の中には、いろいろなサービスがありますが、聞きたいことがあっても、なかなか電話が繋がらないことが多いですから。

なので、その場、その場で課題を解決できたので、導入はスムーズにできました。導入から5ヶ月くらい経ちますが、今月くらいから、管理系の仕事をしている社員2名に入力を依頼しようかなと考えています。

期待通りの導入効果はありましたか?

穂苅様:
分析レポートに関してはデータを蓄積中なので、効果を発揮するのはこれからだと思いますが、導入後すぐに実感したのは、ドライバー管理、車両管理ですね。一括で管理できるのはもちろんのこと、車両の画像なども保存できるのは嬉しい機能です。皆が同じ情報を共有できるようになったのは、想定とおりで非常に良かったと思います。共有といえば、社員に見せたい部分と見せたくない部分を設定して分けて使えることが、とても便利ですね。ここは期待通りの効果があったといえます。

あとは冒頭に言ったとおり、データの蓄積が進んで、分析レポートを活用できるようになるときが、とても楽しみですね。

これからトラッカーズマネージャーの導入を検討されている企業にアドバイスをお願いします

穂苅様:
車両管理やドライバー管理がすごく楽になりましたね。コスト的にも非常にリーズナブルで開始できるので、オススメできますよ。それと、先ほども言いましたが、随所随所でカスタマーサクセスの専任担当の方が、サポートしてくれるのがすごくありがたかったですね。売りっぱなしではなく、定着するまで伴走していただけたことがよかったです。私と同じような課題感を持っている方は大勢いらっしゃると思いますが、まずは、営業担当の塚本さんに相談してみるのがよいかもしれません。分かりやすく、こちらの疑問にすぐ答えてくれますよ!

代表 穂苅 豊 様(左)と弊社代表取締役社長 朴 貴頌 (右)
長時間のインタビューをありがとうございました

【開催終了】 | <無料>足利銀行×Azoop オンライン物流セミナー「物流事業者 業務効率化の要諦」 2021年2月18日(木)15:00~16:00で開催

足利銀行様と共同で、物流事業者様向けの無料オンラインセミナー「物流事業者 業務効率化の要諦~事例で紐解くデジタル化の成功法則~」を、2021年2月18日(木)に開催致します。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するアンケート」※1によると、84%の運送会社が売り上げ減少と回答するなど、コロナ禍により、運送会社を取り巻く経営環境は一層と厳しくなっていると考えます。

売り上げが減少している中、デジタルトランスフォーメーション(デジタル技術を導入することで、企業をより良いものへと変革すること)を推進することが、利益増加に繋がるとトラッカーズは考えます。デジタル(IT)技術を使った業務の効率化が利益増加の近道といえるでしょう。

今回のセミナーでは、事例をもとにし、業務の効率化における成功の法則を、無料でも利用できるデジタルツールの紹介と活用方法を併せて、IT初心者にも分かりやすく、ご紹介してゆきます。

【足利銀行 × Azoop共同開催「物流事業者 業務効率化の要諦」の開催概要】
開催日:2021年2月18日(木)15:00-16:00
開催方法:オンライン ※参加方法は参加申し込みの方に別途お知らせいたします。
参加費:無料
参加資格:運送会社 ※同業者の方の参加はご遠慮いただきます。
セミナー参加申し込みはコチラ
※こちらのセミナーは開催終了いたしました。

【プログラム】
1.運送会社経営の現状と2024年問題
2.DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
3.DXを実現する上での課題と成功ポイント
4.デジタルソリューションの紹介

※こちらのセミナーは開催終了いたしました。

※1 アンケート調査:新型コロナウイルス流行前と比べて84%の運送会社が売り上げ減少と回答
https://azoop.co.jp/news/528.html

会社の信用問題になりかねない、自社ドライバーの「メディアリテラシー」

「メディアリテラシー」とは


最近の講演会でよく話すテーマに「社員教育」があります。ポイ捨てやトイレ問題についてももちろんお話するんですが、これらにおいては、自社でもすでに社員に向けて気を付けるよう指導しているところが多いようです。

が、メディアの人間から見ると、それ以外に昨今特に憂慮すべきトラックドライバーの「悪マナー」があることに気付きます。

それが「メディアリテラシー」です。

「メディアリテラシー」とは本来、「テレビや新聞、ネットニュースなどが発信する情報に対し、受け手側に求められる判断能力」のことをいいます。しかし昨今では、「判断した情報を正しく発信する能力」も加えた広義な意味で使われることが多い言葉です。

メディアのカタチはこの20年で大きく変わりました。新聞やテレビなどの「マスメディア」から一方的な情報を受けるだけの時代から、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」などを通じて、受け手も自らの意思や思いを発信できる時代に変化したのです。

このSNSには、FacebookやTwitter、LINE、YouTube、TikTokなどが挙げられます。

そんなSNSは、1日のほとんどを1人で行動するトラックドライバーにとっては必須アイテム。安否を気遣う家族とのやり取りはもちろん、ドライバー仲間との励まし合いや、トラックのことを知らない人への情報発信のツールとしてもよく利用されているのです。

トラックドライバーのメディアリテラシー

しかし残念なことに、トラックドライバーの中には、その「メディアリテラシー」に問題のある人が目立ちます。
一例を挙げますと、一般車を「クソレジャー」と表現したり、トラックに立ち小便をするドライバーの悪行をネット上に晒したりする、トラックドライバーによる投稿です。

これだけでも問題なのですが、それをより深刻にさせているのは、ナンバープレートや社名も全て見えた「未処理」の状態で投稿されていたということ。

中には、ご丁寧にもその悪マナーのトラックドライバーが所属している企業名と電話番号まで記し、「苦情はここまで」とする投稿もあります。

元々トラックドライバーには熱く、正義感のある人が多いと、彼らを長年見続けて深く感じます。
が、その「正義」をはき違えてしまうケースが散見されているのが現状で、遮断性のある車内に長時間1人でいるという環境も手伝い、目の前で起きた悪事に対して、「この正義を共有したい」という思いが暴走し、「晒し行為」に繋がっているケースがほとんどです。

以前私が「晒し行為」に対して指摘したトラックドライバーは、こんなことを言っていました。
「世間に晒すことで世の中をよくしているし、抑止力になる。何が悪い」。

しかし、割り込み運転されたからとスマホ片手に追いかけ回すのは、果たして「正義」なのでしょうか。自分は顔や名を伏せておきながら、TPOもわきまえず相手の悪事を晒す行為は、許される行為なのでしょうか。

2020年はコロナの影響で「マスク警察」や「自粛警察」などという言葉が流行りましたが、こうした「晒し行為」も、この「○○警察」の心理と同様のものだと感じます。

無論、トラックドライバー全てがこうした晒し行為をしているわけではありません。
同じ「正義感」をもってハンドルを握っているドライバーにも、この晒し行為に疑問を呈する人は大勢います。

かつてSNSでこの問題を呈した際、

「せっかく自分たちが社会的地位を上げるべくルール守ってやっているのに、YouTubeで自分たちの給料を公開したり、会社の不満をぶちまけたり、汚い言葉を使って周囲のドライバーを口撃しているのを見るとやるせなくなる」

「数字(視聴回数)が取れればいいと思っている一部のトラックドライバーYouTuberは、動画も過激になりがち。それを観た視聴者は、トラックドライバーを誤解するのでは」

といった意見も多くありました。

自社ドライバーに取るべき対策とは


前出の「世の中のためにやっている」としたドライバーのように、これらの晒し行為をする人の多くが悪いことだと認識していないのですが、実はこれは正義どころか「マナー違反」、ひいては「名誉棄損罪」にかかり得る行為になります。
そうなれば、ドライバー個人の問題にとどまらず、会社の信用問題にもなりかねません。

ただ、だからといって所属ドライバーの晒し行為を会社が個人的に直接注意するのは難しいかもしれません。
ほとんどが匿名(アカウント名)で投稿しているので、確信的な証拠がないのももちろんですが、日本の憲法には「表現の自由」が保障されており、その投稿や注意の仕方によっては、その自由の不当な制限に当たってしまうこともあるからです。

 

が、こうした行為が現に広く横行していることに鑑みると、社を離れて仕事をする社員に対して、ポイ捨てやトイレ問題と同じ「教育」の1つとして、メディアリテラシーの指導は今後盛り込むべきだと強く感じます。

不特定多数の人たちが目にするSNSで、トラックドライバーがモザイクもなしに他車の悪行を投稿し、汚い表現で周囲を罵る行為は、広い視野で見ると結果的に自分の首を自分で締めていることになる。

この事実を、是非社員の方々に伝えていっていただけると、ドライバーの社会的地位の向上は少しでも早まるのではないでしょうか。