プロが教える状態の良い中古トラックの買い方とは? | トラッカーズマガジン

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長く使える状態の良い中古トラックを購入する際に最も重視すべきポイントは、エンジンの状態が良いトラックを選ぶことです。
なぜエンジンの状態が良い中古トラックは長く使えるかというと、一般的にトラックの廃棄が検討されるタイミングは、エンジンの状態が悪く、動かすために部品交換が必要になり、メンテナンスのコストがかかる際に行われるからです。つまり、トラックの寿命はエンジンの状態により決まります。

この記事では、中古トラック購入から納車までの一般的な流れとエンジンの状態が良い中古トラック選びのポイントや中古トラック購入時に抑えておくべき減価償却期間について具体的に説明します。

中古トラックの購入方法

中古トラックの購入方法は、中古トラックの販売店から購入する方法や、オンライン売買サービスを利用し購入する方法があります。
豊富な車両の種類から中古トラックを選びたい場合は販売店の利用、安く中古トラックを購入したい場合は中古トラックオンライン売買サービスの利用がおすすめです。

販売店

販売店を利用した中古トラックの購入は、最も利用されている中古トラックの購入方法です。販売店から中古トラックを購入する場合、利用する販売店に自社のWebサイトがあるかどうかで購入方法が違ってきます。
自社のWebサイトがない販売店を利用する場合は、電話にて希望の中古トラックがあるか在庫確認を行い購入申し込みが必要です。自社のWebサイトがある販売店を利用する場合は、Webサイトにて在庫を確認してから購入依頼を行えます。
現在は、販売店の自社ページでの掲載在庫や電話での在庫確認を行うだけでなく、全国の販売店が仕入れた中古トラックの在庫を登録しているポータルサイトを利用し、3,000~7,000車という豊富な車両の種類から中古トラックを選び購入できます。

中古トラックオンライン売買サービス

市場に出回る前の状態の良い中古トラックを買いたい場合は、中古トラックオンライン売買サービスがおすすめです。
中古トラックオンライン売買サービスは、ネットを介し中古トラックを売りたいユーザーと買い手を直接結び付けるので、おおよそ500車の、市場に出回る前の状態の良い中古トラックを購入できるようにしています。
また、中古トラックオンライン売買サービスは、中古トラック売買にかかわる業者の数や、売買における仲介費用を削減することで、相場よりもお得に中古トラックを購入することが出来ます。

一般的な中古トラックの納車までの流れ

販売店、中古トラックオンライン売買サービスなど、どの購入方法を利用する場合も納車までのおおよその流れは以下の5ステップです。

1.問い合わせ(希望条件提示)
2.車両の確認
3.見積もり
4.契約
5.納車

中古トラックを購入するためにどの購入方法を利用する上でも、希望条件を業者に伝える過程が不可欠です。そのため中古トラックを購入する際は、事前にメーカー、年式、走行距離、仕様などの希望条件を中古トラックの用途、想定する利用年数、予算から明確にする必要があります。

状態の良い中古トラックの選び方

中古トラック選びにおいて重視すべきポイントは、エンジンの状態が良い中古トラックを選ぶことです。中古トラックのエンジンの状態を重視する理由は、トラックの寿命を左右するのはエンジンの状態であるためです。
エンジンの状態が良い中古トラックは、車両の年式と走行距離を確認し、現車確認でエンジンに問題ないか確認することで判断できます。
また、年式と走行距離を比較すると走行距離の方がエンジンの状態と結びつきが強いため、エンジンの状態が良い中古トラックを見分けるための指標として特に重要です。

走行距離

走行距離は、小型のトラックだと20万km、中型トラックなら40万km、大型トラックなら70万kmを超えないかが1つの目安です。目安の走行距離を超えたトラックは、丁寧なメンテナンスをしていないとすぐに走ることが難しくなる状態のエンジンである可能性が高いです。

年式

年式は、トラックの寿命から利用したい年数を引いた年式が目安です。トラックの寿命はメンテナンスの頻度によりますが、一般的に10~15年の利用が限度だといわれています。(参考:全日本トラック協会「トラックの寿命」http://www.jta.or.jp/coho/hayawakari/14.sonota.html
そのため、今後どの程度購入したトラックに乗りたいかという希望利用年数を10~15年から引いた数字を年式の限度にすると目的の状態の中古トラックを購入できます。

現車確認でチェックするべきポイント

現車確認では、中古トラックの内装外装の傷や破損個所がないかの確認はもちろん必要ですが、最も見るべきポイントはエンジン回りの状態と点検状況です。
エンジン回りの状態と点検状況チェックのポイントは、エンジンオイル交換記録の有無とエンジン作動時の異音の有無とマフラーから白い煙が出ないかという3点です。

エンジンオイル交換記録の有無は、メンテナンス頻度の目安です。エンジンオイルはエンジンを動かすための潤滑油であり、人間の血液のようなものです。そのため、定期的に交換しエンジンオイルを綺麗な状態に保つことで、長期的にエンジンの利用が可能です。エンジンオイルの交換記録は整備工場やディーラーなどのプロに整備を頼むとシールで交換日を残していることが多いため、現車確認の際に確認し定期的にメンテナンスがされている車両かの判断基準に確認してください。
エンジン動作時の異音の有無やマフラーから白い煙が出るかは、エンジンの現状が良いかの判断基準です。特にマフラーからの白い煙は、通常のエンジンでは起こらず経年劣化が原因で起こる現象です。マフラーからの白い煙は、エンジン内部の燃焼室にオイルが入り込み、排気バルブからオイルが交じることで生じるため、エンジンの状態が悪くないか把握するための重要な目安です。

中古トラック購入時の注意点 耐用年数と減価償却の考え方

中古トラックの減価償却できる資産としての耐用年数は、どんなに古い中古トラックを購入しても2年を下回ることはありません。
具体的な中古トラックの耐用年数は、新車の法定耐用年数に一定の数値を乗算することで求めることができます。
まず、法的に定められた新車で購入したトラックの耐用年数は自家用のトラックと自動車教習所・レンタカー・運送事業用などで用いる業務用のトラックでは異なります。(参考:国税庁https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5404.htm

自家用トラックの場合
ダンプ式のトラック:4年
その他のトラック:5年

業務用のトラックの場合
小型の貨物自動車(積載量が2トン以下):3年
大型乗用車(排気量が3L以上):5年
その他のトラック:4年

新車登録から5年以上経過している大型乗用車を購入した場合、その中古車は法定耐用年数が過ぎた車両になります。
法定耐用年数が過ぎた中古トラックを購入した場合は、以下の式で耐用年数を求めます。

法定耐用年数×20%=耐用年数
上述した例の場合:5×0.2=1(2年未満なので耐用年数2年)

計算して算出した耐用年数が2年以上の場合は端数を切り捨てた年数となり、2年未満の場合は一律2年となるため、新車登録から5年以上の中古トラックの耐用年数は2年という考え方です。

法的に定められた耐用年数以内の場合は計算式が異なります。たとえば、新車登録から3年以上経過している大型乗用車を購入した場合は以下の式に経過年数を入れて計算します。

法定耐用年数-経過年数×80%=耐用年数
上述した例の場合:5-3×0.8=2.6(2年以上端数切捨てで耐用年数2年)

計算して算出した耐用年数が2年以上の場合は端数を切り捨てた年数となり、2年未満の場合は一律2年です。

まとめ

中古トラックの買い方としては、販売店に電話やネットを通し依頼を行って購入する方法や中古トラックオンライン売買サービスを利用した購入が一般的です。
販売店、ネットを利用し中古トラックを購入の際は、走行距離と年式を目安に、エンジン回りの状態が良いものを見分けることで状態の良い中古トラックを選別することができます。ぜひ購入する際の基準にしてみてください。

下記が実際の、状態の良い年式が新しい中古トラックの一覧ですので、是非参考にしてみてください。

【年式が新しい中古トラック一覧(トラッカーズ)】
https://market.trck.jp/site/items?selectNenshikiStart=2009&sortRule=model_new&page=1

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