【導入事例.010】創業時の小さい規模だからこそ導入を決定。変わりゆく運送業界の変化にも負けずに事業基盤の強固な会社を作っていく

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株式会社 Fast substance logistics(以下FSL)は、2023年に設立され、現在設立1年目(取材当時)間近。創業当時、車両台数がまだ10台未満だった時期から、トラッカーズマネージャーを導入されました。2024年問題を見据え、あえて創業時から管理システムを構築することでコンプライアンスに強い会社づくりを行うつもりだったと語る同社。その現在地に迫ります。


【お話を伺った方】
株式会社 Fast substance logistics
武田 様
樋渡 様
野島 様
車両台数:16台(2024年1月時点)
ご利用プラン:運行管理プラン

【目的】
・コンプライアンス管理上、属人的なミスを減らしたい
・配車から請求支払いまでを一元管理したい

【課題】
・月末の〆作業に時間がかかり、請求漏れがある
・業務が属人化しており、引継ぎが難しい

【導入効果】
・属人化していた業務がなくなり、引継ぎがしやすく
・ルーティン業務の進捗管理ができ、月末の売上予測も立てやすく計画修正が容易に
・スムーズに請求管理ができ、ミスを抑制

トラッカーズマネージャーで
業務削減・効率化を始めませんか?

 

本気で会社のデジタル化をしていくなら、創業期しかないと思ったんです。

FSL武田様

株式会社 Fast substance logistics 武田様

—— 本日はよろしくお願い致します。まずは御社の事業内容や、会社での御取組みについて教えて下さい。

武田様:大手運送会社にいたメンバーが集まって、2023年に創業しました。様々なメーカー様の商品配送などを主に行っています。

 

—— 導入前は、台帳や運行情報をどのように管理をされていたのでしょうか?そこで感じていた課題点についてもお伺いしたいです。

武田様:紙やExcelで管理をしていました。特にExcelはバージョン管理が一番のネック。複数人で作業を行った際に各人がローカルに保存した結果、最新バージョンがローカルにあったり、ファイルのネーミングルールも変わっていたりで、どれが本当の最新情報なのかわかりづらくなっていました。このままExcelの管理を続けていけば、配車漏れや請求書の金額ミスなどを起こすリスクがあるなと感じました。そのあたり、実際にExcelで管理していてどうでしたか?

樋渡様:そうですね。武田さんが言う通り、ローカルで個人個人が作業をしているので、どれが正しいファイルか分からず、作業者にいつ対応したかを聞いてどれが最新版なのかを把握するというのが毎回大変でした。

 

—— システムの導入を検討し始めたきっかけを教えて下さい。

武田様:弊社は何よりもコンプライアンスコーポレートガバナンスを重要視しています。
労働基準法など備え付け業務のある台帳のうち、「ヒト」に関わる社会保険の加入状況や、「クルマ」に関わる車検証や修理整備記録などの法定調書を、すべて一元管理したいなと思ったのがきっかけです。

 

—— 色々な企業様からお話をお伺いしていると、会社規模が小さいうちはわざわざ管理システムを入れる必要なんてないというお声もちらほら聞くことがあります。その中でも、なぜコストをかけてまで力をいれていこうと思ったのでしょうか?

武田様:いや、そこは逆ですね。むしろ創業時の小さいうちだからこそ、運行管理の導入を行おうと思っていました。労働時間の規制が本格的に始まれば、ドライバーの労働時間が制限されるので運送会社の輸送能力は必然的に低下します。その結果、原価管理がアナログでいい加減な企業は、売上効率が悪くなり、確実に生き残れなくなっていく。だからこそ、早い段階で導入を行うことで、会社をより成長させるチャンスが絶対に来ると考えていました。システムでちゃんと効率化された運送会社をつくろう、というのが創業時のビジョンでしたね。

 

—— 他社のサービスも様々ある中で、トラッカーズマネージャーになぜ決定されたのでしょうか?

武田様:既にトラッカーズマネージャーを導入していた企業から、「導入したことで原価意識と法令順守意識が良くなった」と教えてもらったんです。試しに話を聞いてみたところ、画面がとてもシンプルで見やすいのが印象的でした。トライアル利用もさせてもらい、実際に色々と触ってみる中で、他のシステムにはない便利な機能があることも分かりました。例えば、案件を繰り返しで簡単に登録できたり、従業員の給与や修理整備費用を差し引いて損益がすぐに出せたり。もちろん、粗削りな部分もあって完璧に機能が備わっていたというわけではないのですが、毎週アップデートされているというお話をお伺いし、将来的な伸びしろを加味して導入を決定しました。

 

—— 具体的に、どんな伸びしろを感じていただけたのでしょうか?

武田様:どの企業様もロードマップを出していて半年後や1年後の今後の開発予定のスケジュールを提示してくれていましたが、トラッカーズマネージャーはとにかく更新のスピードがすごい(笑)
実際に利用されている企業様の意見を実直に取り入れているんだなと肌身で感じました。
そういう対応をしてくれる会社であれば、どんな法改正が今後あっても対応をしてくれるんだなという期待感がありました。

トラッカーズマネージャーで
業務削減・効率化を始めませんか?

業務時間の短縮になり、かつ請求漏れも少なくなった。

トラマネ画面

—— 現在はトラッカーズマネージャーをどのように利用されていますか?

武田様:日々の案件から高速代、燃料入力、損益や売上確認、ドライバーや車両管理、事故管理など会社の運営と事業の運行にかかる全ての情報をトラッカーズマネージャーで集約を行い、経営判断に活用しています。

 

—— 導入前と導入後を比較すると、どのような変化がありましたか?

武田様:まず大きな変化としては、属人化の作業が減ったことですね。今までは、「●●さんに聞かないとわからない」「点検記録簿どこにあるっけ」などの確認を挟んでいたのでいたのですが、トラッカーズマネージャーで一元管理することで誰でも情報にアクセスすることができるようになり、確認の手間が省けるようになりました。

次の変化としては、予算計画修正がしやすくなったことです。毎月末、〆作業で請求金額に差異がないかを担当者2名で確認していたのですが、人が行う作業なのでどうしてもミスが発生してしまうことがありました。トラッカーズマネージャーを導入してからは、金額の入力ミスも大幅に少なくなり、月末の売上着地予測が立てやすくなって助かっています。

また、業務効率の向上にも繋がりました。富士通デジタコと連携した運転日報を活用しているのですが、運転日報を毎回読み解くことなく、ドライバー個人の拘束時間状況を確認できるので、集計や分析にかかる時間を大幅に節約でき、他の業務に時間を割けるようになりました。

FSL_樋渡様

 

—— 属人化や業務効率の改善といった工数削減の部分だけでなく、予算計画の修正など経営部分の改善にも繋がっているんですね!ちなみにトラッカーズマネージャーを導入されたことで、どれくらい業務負荷は減りましたか?

樋渡様:具体的に申し上げるのは難しいのですが、日報を例に挙げると、デジタコ日報連携を利用する前は自分で日報を作って対応をしていました。週明けだと金曜日・土曜日・日曜日の分の確認に時間がかかっていましたが、導入以降は週明け後の確認工数はかなり減らせたと思います。

 

—— FSLさんは、デジタコ連携機能や損益レポートの表示機能などの追加オプションも含めて、トラッカーズマネージャーのあらゆる機能をご活用いただいていますよね。その目線からあえて厳しい意見も頂きたいのですが、「正直ここ使いづらい」みたいな点ってありますか?

野島様:請求書の明細が出せるのは良いなと思ったのですが、正直ベースで言うと明細を出した際のPDFが見づらいです(笑)明細がもっと大きく表示されて、さらに自由にカスタマイズして出力できるともっと作業が効率化できるなと思っています。

 

—— 正直ベースのご意見ありがとうございます(笑)今は請求書のフォーマットがいくつか追加されるようになりました。また、請求書は荷主様の要望がある中で1書式しかなくそもそも使えないってお声も多数いただいているので、荷主毎にカスタマイズできるようにアップデートを進めています。

トラッカーズマネージャーで
業務削減・効率化を始めませんか?

レスポンスが早く、不明点がある際も早急に対応頂けるサポート体制

—— 導入したいけど使い方に不安を抱えている運送会社もいらっしゃると思います。今まで実際にご利用された中で、まだ使ったことのない運送会社様にトラッカーズマネージャーを勧めるとしたらどのように勧めますか?

武田様:「2024年問題を乗り越え、運送業界で生き残りたいなら導入を検討するべき」ですかね。今の時代、社長の頭の中にしかない情報やExcelにしかない情報だけでは、まともな経営判断はできないと思いますし、車両・ドライバー当たりの損益を細かく把握できなくては荷主への原価転嫁の交渉テーブルにつくことすらできません。少ないバックオフィス要員で日々ギリギリ経営を行っているような町の運送会社の経営者にこそ、トラッカーズマネージャーを紹介したいです。日々ちゃんと更新を行っていれば、監査対応時に慌てて準備する必要もありませんよ!(笑)

 

—— 弊社では導入して頂いた企業様すべてに専属のサポート担当をつけておりますが、弊社のサポート体制の満足度はいかがですか?

武田様:Azoopさんは本当にレスポンスが早いです(笑)
導入検討段階の営業担当者のご対応だけでなく、CSチームとの連携も確立していて使い方がわからない時も早急にご対応頂けてとても安心して利用できています。

樋渡様:いつも質問に対してレスポンスが早くて助かってます。唯一改善して頂きたい点をあげるとしたら、トラッカーズマネージャー内でチャットボットシステム(営業時間内で質問を打ち込めば弊社のサポートチームの誰かが即レスするシステム)みたいのがあると、もっと嬉しいかもしれません。Azoopさんは対応は早いのですが、さすがにお休みの日はすぐに電話を取れる状況というわけでもないと思うので(笑)

 

—— そのようなご要望を頂けますと、機能アップデート開発の参考になりますので非常にありがたいです。最後にトラッカーズマネージャーのサービスに対して、これから期待することはありますか?

武田様:トラッカーズマネージャーはユーザーの声をアップデートに活かしてくれるので、ぜひこれからも我々の声を開発に活かして頂きたいです(笑)
要望を上げるとすると、企業の蓄積データから全ての値について最低値・最大値・平均値・中央値が参考数値として表示されてくれるとありがたいですね。
あと歩合や手当も考慮した給与計算ができるといいですね。さらに言えば全銀ファイルフォーマットで総合振込や給与振込データまで出力できれば最高ですね。さらにさらにe-TAXやeLTAXと連携して税金支払いまで出来ちゃえばもう言う事ないです。でもそこまで出来るようになっちゃったらやることなくなってクビになっちゃうかも(笑)

 

—— クビは困りますが、ぜひもっと便利にしていきたいと思います!本日はありがとうございました。

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