【導入事例.011】車両の修繕履歴を可視化し、各車両の費用を把握して適切なタイミングで車両の代替えができるような体制構築を行っていく。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

トラッカーズマネージャーをご利用の事業者様でも、株式会社 市川環境エンジニアリング(以下市川環境エンジニアリング)は、初めて産業廃棄物処理業を担う事業様として、2024年2月よりご導入頂きました。ご利用を開始されてから社内でどのような変化があったのか。萩野谷様、古藤田様にお話をお伺いしました。

【お話を伺った方】
株式会社 市川環境エンジニアリング
萩野谷 様
古藤田 様

車両台数:250台
ご利用プラン:監査対応プラン

【目的】
・誰でも車両管理ができる体制構築の実現
・データに基づく車両の代替え判断の基盤構築

【課題】
・業務が属人化しており、引継ぎが難しい
・車両の代替え計画の判断について、多大な時間と労力をかけている

【導入効果】
・各事業所担当者の車両管理意識の定着

トラッカーズマネージャーで
業務削減・効率化を始めませんか?

 

アナログ管理で多大な時間と労力を要していた車両の修繕管理にテコ入れを決意。


ー本日はよろしくお願い致します。まずは御社の設立の経緯や事業内容について教えて下さい。

萩野谷様:1971年に㈱市川清掃センターとして創業し、現在では産業廃棄物処理業だけでなく、再生資源循環業など多岐に渡る事業運営を行っています。

ー導入前は、車両にまつわる情報やドライバー情報をどのように管理をされていたのでしょうか。

古藤田様:車検証はExcel、修繕の履歴管理は紙で記録し、社内のサーバーにアップしていました。
車両台数も増え、管理が煩雑化していました。

ー管理が煩雑化していたというと…?

萩野谷様:基本は担当部署の担当者しか管理ができず、台数が増えるごとに負担は増していきました。特に部署の中でも、特定の担当者に問い合わせが集中し、業務が属人化している状態でした。

古藤田様:属人化の要因となる管理方法の煩雑さにも課題感を感じていました。古い情報を探し出す手間が多く、例えばAの車両を10、15年で代替えするとなった場合、その車両の初年度の値段を探し出して…など、膨大な資料の中から必要な情報を探すことに多大な時間と労力をかけていました。

ーシステムの導入を検討し始めたきっかけを教えて下さい。

古藤田様:展示会に行ったりネットで車両管理のシステムを探していましたが、乗用車向けのものが多く弊社の事業にあったものがなかなか見つからなかったタイミングで、トラッカーズマネージャーの営業担当から、お声がかかったことがきっかけです。

ーどのような視点でシステムを探していましたか?

萩野谷様:全車両の投資計画を可視化できるという視点で探していました。弊社は200台超えの車両を保有しているのですが、それぞれ逆算していつから発注をかけて納車するか、など明確にできるものを欲していました。特に、修繕や車検証などの車両情報や履歴管理が取れるもの、その他産業物収集運搬業許可に関する情報を網羅できるものを探していました。

ー全車両の投資計画を可視化するというのは、具体的にいうと…?

古藤田様:各事業所で代替えのラインが引かれていて、営業所の売上基準や伸びに合わせて必要な車両数と出ていく車両数を加味しながらどの車両を具体的に減らすか・増やすかといったことが車両の投資計画です。今までは膨大な資料から必要な情報を精査して計画を立てていた一方で、実際に車両を使っている中で壊れているから急遽修繕・代替えを行うといったことが多々ありました。なので、車両修繕を可視化して投資計画に反映できるようにしたいという思いでシステムを探していました。

ー弊社のトラッカーズマネージャー導入を判断されたきっかけは何だったのでしょうか?

古藤田様:青ナンバーに特化していること、産業廃棄物収集運搬業許可の管理ができることの2点ですね。車両の履歴管理ができる会社は結構ありましたが、青ナンバーに特化している会社はなかなか見つかりませんでした。また、トラッカーズマネージャーで産業物収集運搬業許可の開発がされなかったら、車両管理システムの導入はせず、アナログで管理をするつもりでした。

萩野谷様:トラッカーズマネージャーさんに、開発を頑張って頂けたおかげで導入に踏み切ることができました(笑)

トラッカーズマネージャーで
業務削減・効率化を始めませんか?

 

トラッカーズマネージャーでやりたいことが実現できそう


ー現在はトラッカーズマネージャーをどのように利用されていますか?

古藤田様:毎日使っています。弊社は配車部門が各事業所にあり、部門担当者(45人)に権限を付与しており、営業時間中は誰かしら利用しています。

萩野谷様:先日、各事業所で集まって打ち合わせを行ったのですが、「今まで情報が散在していたから大変だったが、トラッカーズマネージャーがあると業務効率が向上してやりたいことが実現できるよね」といった声もあがり、車両管理の意識が芽生えているんだなと感じました。

ー現場からそのようなお褒めの言葉が上がっているのは嬉しい限りですね。導入前の車両管理は特定の担当者様に属人化しているとおっしゃられていましたが、状況に変化はありましたか?

古藤田様:これからですね。運用を開始してからまだ日が浅く、今は将来のために各担当者に啓蒙している段階です。トラッカーズマネージャーの使い方の説明を2〜3回行ってから各事業所に足を運んで直接説明をし、その後何かあれば電話でフォローするといった体制で本格導入を進めています。

ー現場だけで運用が可能になるまで、だいたいどれくらいの期間を想定していますか?

古藤田様:2025年4月中には紙の管理を廃止したいです。現段階では紙とトラッカーズマネージャーの管理で並走しているのですが、徐々にトラッカーズマネージャーに統一していく予定です。属人化している業務負担の軽減はこれからで、定着してから「これだけ楽になっているんだよ」っていうのを提示したいと思っています。

ートラッカーズマネージャーを日々ご利用されている中で、「ここが良かった!」などがあれば教えて下さい。

古藤田様:車両の履歴が取れるのはもちろんですが、トラッカーズマネージャー自体の存在が良かったです。属人化の解消にもなるし、履歴を可視化して分析ができ、投資計画の手助けにもなるので必要不可欠になってきています。せっかく費用をかけて導入しているので、「予算をかけている以上の効果があるね」と言われることを目指しています。

トラッカーズマネージャーで
業務削減・効率化を始めませんか?

 

定期ミーティングの確実な実施と開発要望進捗の見える化で信頼できるサポート体制


※トラッカーズマネージャー:産業物収集運搬業許可 サンプル画像

ー導入したいけど使い方に不安を抱えている運送会社もいらっしゃると思います。今まで実際にご利用された中で、まだ使ったことのない運送会社様にトラッカーズマネージャーを勧めるとしたらどのように勧めますか?

萩野谷様:一般貨物の会社はもちろんですが、産業物収集運搬業許可管理の機能があるので、弊社のような産業廃棄物業者にこそトラッカーズマネージャーの導入を進めたいですね。車両も重機も管理しているという会社さんには特に進めたいです。ただ、先導に立つ方が「この業務をこれくらい改善したい!」などの想いがあったほうが使いやすいと思います。

ー弊社では導入して頂いた企業様すべてに専属のサポート担当をつけておりますが、弊社のサポート体制の満足度はいかがですか?

古藤田様:専属サポート含め大変有難いと思っています。定期ミーティングの確実な実施、弊社からの要望事項ごとの優先度とそれに関する進捗状況の見える化もリアルタイムで図られ、安心と信頼を感じております。

ー最後にトラッカーズマネージャーのサービスに対して、これから期待することはありますか?

萩野谷様:トラッカーズマネージャーをこれから本格導入にするにあたり、やりたいことがたくさんあります(笑)
弊社はコンテナも保有しているので、コンテナ専用の管理ツールを作って頂けたら非常に嬉しいですね。今は車両のGPS履歴でコンテナの位置を把握していますが、それができるようになったら、車両にまつわる情報が全てトラッカーズマネージャーに集約できるのでもう完璧ですね(笑)

ーコンテナ管理の実現はかなりお時間を要してしまうかもしれないですが、ご要望に沿った開発は引き続き行っていければと思います!本日はありがとうございました。