大阪府東大阪地域に本社をおき、倉庫事業など幅広い事業を展開している株式会社ハルテGC(以下ハルテGC)。トラッカーズマネージャーを2022年10月からご利用頂き約2年が経ち、どのような変化があったのか。常務取締役の岩崎様にお話をお伺いしました。
【お話を伺った方】
株式会社ハルテGC
常務取締役 岩崎様
車両台数:137台
ご利用プラン:監査対応プラン
【目的】
各事業所毎にバラバラであった車両情報の管理を統一するため
【課題】
・管理が営業所毎で異なるため情報が共有しづらく、データ統合の際に手間がかかっている
・業務が属人化されており、個人に負荷がかかっている
【導入効果】
作業にかかる手間が大きく削減されたことで、社員の負担が軽減され、他の業務に時間を割くことができるようになった。
目次
グループ毎で異なる管理方法を統一し、よりデータ活用できるようにしたい
ー本日はよろしくお願い致します。まずは御社の設立の経緯や事業内容について教えて下さい。
岩崎様:1980年に設立された(有)北口運送を創業者の山口が引継ぎ、(有)山商を設立したことがきっかけです。現在では、倉庫事業のほか、各種商品の販売業も行っております。
ートラッカーズマネージャー導入以前は、車両にまつわる情報はどのように管理されていたのでしょうか。
岩崎様:管理はグループ会社毎で異なっていて、とにかくバラバラでした。
ー管理がバラバラというと…?
岩崎様:各営業所毎に紙で管理していたり、Excelで管理していたりなど、そもそもの方法が異なっていたり、フォーマットが統一されていなかったりですね。他の営業所のデータを見る事自体ストレスで、データを見る頻度が少なくなっていました。ゆえに、この車両はこのタイミングで使うべきではないか等の検討ができていませんでした。また、グループ毎でそれぞれ独立した損益管理を行っていたので、どこまでを経費とするのかの定義が異なっていて、データ統合に手間がかかっていました。営業所が増えてきたタイミングで、もう少し良い管理方法があるんじゃないかなと思い、システムを探すようになりました。
ー導入を検討し始めたきっかけを教えて下さい。
岩崎様:仕事で関係値のあった知り合いから、車両情報をクラウド上で一元管理できて、どこの拠点からも情報がすぐに参照できるシステムがあるよ、ということでトラッカーズマネージャーを紹介してもらいました。うちはグループ会社毎で管理がバラバラになっているので、ちょうど良いシステムがあるなと興味を持って話を聞いてみることにしました。
ートラッカーズマネージャーのどのような点に興味を持たれましたか?
岩崎様:2点あるのですが、1番良いと思ったのは手間のかかるデータの入力の作業を代行していただけることです。車両台数が多くなるにつれて工数がかかるので、データ入力を代行頂けることは非常に魅力的でした。もう1点は、
ーシステムを探している中で、譲れないポイントはありましたか?
岩崎様:費用対効果が良いこと、運用として定着すること、データ編集ができ、分析がしやすいことでした。
ー運用として定着するとは具体的に言うと…?
岩崎様:役員がこのシステムを使いましょうと提案しても、実際に腕を動かすのは現場の社員なので、社員の反発が無く入力ミスがより少ないものが良いと思っていました。その点、請求書をPDFで送ればデータ入力を代行してくれるところは非常に魅力的でした。
ー弊社のトラッカーズマネージャーの導入判断のきっかけは何だったのでしょうか?
岩崎様:現場の社員が使いやすいこと、システムの改善やアップデートが早いことですね。他のシステムはオンプレ形式のものが多く、機能を追加したり、システムを改善するのにかなり時間がかかっていました。その点、トラッカーズマネージャーは毎週機能アップデートがあり、更新スピードがとにかく早いのが魅力的でした。
導入により、車両1台あたりの収益を上げるアクションプランを立てられるように
ー現在はトラッカーズマネージャーをどのようにご利用されていますか?
岩崎様:月2回、車両の数値を確認するミーティングを行っていて、そのタイミングで各マネージャーや配車担当者が収益を確認し具体的なアクションプラン迄を決めてしまいます。
ーアクションプランについて、もう少し詳しく教えて頂きたいです。
岩崎様:アクションプランは、車両1台あたりどれくらい稼げるかを軸に立案します。収益が低い車両に対して、該当の車両を次月どのように活用していくかを議論し、その実現の為に、明日からチームや個人が迷わずに行動できるように落とし込みを行います。これにより、自車稼働が向上し、収益が改善しています。
ートラッカーズマネージャーをお使い頂くことで、御社の売上アップを引き続きサポートできたら嬉しい限りです。導入前の管理方法だと業務が属人化しているなどの問題があるとおっしゃられていましたが、現在のご状況はいかがでしょうか。
岩崎様:今までは管理者が事務員に期日までに特定データの抽出依頼を行い、抽出されたデータを参照・統合していくスタイルだったのですが、導入後はトラッカーズマネージャーを見て、足りないデータだけを事務員に抽出してもらうだけになったので指示を出す手間や事務員の作業時間が短縮されました。結果として、他のやるべき業務に集中できるようになりましたね。
ートラッカーズマネージャーを日々ご利用されている中で、「ここが良かった!」などがあれば教えて頂きたいです。
岩崎様:営業所・会社・車両別でも同じ基準でデータを確認できるようになったので、よりデータが見やすく、次のアクションプランが作成しやすくなりました。また、データ入力代行の機能で、請求書を送るとすぐに正しいデータが返ってくるので、データを取りまとめたりする作業工数が減ったことが非常に良かったです。
カスタマーサクセスの手厚いサポートで、より管理体制の基盤を強固にしていく
ートラッカーズマネージャーを同業の運送会社様に勧めるとしたら、どのような会社にお勧めしますか?
岩崎様:車両の収益を正しく把握できていない会社にお勧めしたいです。カスタマーサクセス担当の方も主体的にアクションを促して伴走してくれるので、使い方はあまり分からないけど収益などの管理体制を整えたい会社にはピッタリだと思います。
ー最後にトラッカーズマネージャーに対して、これから期待することはありますか?
岩崎様:弊社では、現在オンプレ中心の体制から、システムを必要最小限に絞ってシステム間でAPI連携していこうという動きがあるので、APIを使って他のシステムとのデータの受け渡しをスムーズにできるようにしてほしいです。配車管理や運行管理システム、トラッカーズマネージャーをAPI連携できるようにすることで、必要な帳票やダッシュボードが自動的に作られたり、ダッシュボードがリッチになれば良いなと思っています。
ーお時間を要してしまうかもしれませんが、ご希望に沿った開発は引き続き行っていきます!本日はありがとうございました。