【お話を伺った方】
株式会社 タカスイ
CFO 鎮山直人 様
運送会社をM&Aし、車両数(現在120台程度)と拠点の拡大を進めてきた同社。Excelを使っての管理業務に限界を感じ始めていました。また、グループ会社間の案件情報共有が効率的にできていなく、配車効率の非効率さも感じていました。そこで、配車管理から請求書発行、車両管理などを一元化できるクラウド運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」を導入。今回は導入キックオフミーティングに同席して、導入までの経緯や今後に向けた期待をお聞きしました。
【目的】
・配車管理から請求書発行までの業務(売上管理)を一元化したい
・各グループ企業間での案件情報の共有が効率的にできていなかったので、適時適切に共有することにより、配車効率を高めたい
【課題】
・Excelを使って管理業務を運用。データの更新や、ファイルの共有・集計など、日々の運用で工数が増大
・グループ会社ごとで、車両管理やドライバー管理が統一されておらず、バラバラのファイル、紙ベースでの管理など、属人化している
・グループ間での案件共有が効率的にできていない。
【今後の活用予定】
・配車管理、請求業務をトラッカーズマネージャーで完結させること
・車両管理、ドライバー情報をトラッカーズマネージャーで一元管理すること
・グループ会社間での案件を効率的に共有することで配車効率を高めること
・監査対応に活用すること
目次
どのような事業を行なっていますか?
鎮山様: 本業は漁業でして、まき網船団をグループ内に3カ統、「海上イケス」を鹿児島に持ち事業展開しております。 その中で、年々航空便や陸路での定期便などの、流通経路が減少していることに危機感を覚え、実際に自社でトラックを構え、流通をスタートさせたのが、運送事業の始まりです。
一方で、水産物だけで運送事業を自立化させるのは難しいと感じていました。どうしても水産物だけではトラックの稼働率にバラツキが出てしまいます。トラックを寝かせておくわけにはいかないため、他のものも運ぶ必要性が出てきました。結果として、野菜などの水産物以外のものも運ぶようになりました。
また、今後の運送事業の自立化を考えたとき、車両台数や拠点数を広げていく必要性が見えてきたため、2019年12月に福岡の運送会社(園原運輸)を、2021年1月には大分の運送会社(東九運輸)をM&Aし、車両数と拠点の拡大を進めていきました (現在の車両保有台数120台程度)。さらには、5年後 グループ全体で車両500台を目指し、九州エリア・関西・関東へと拠点を拡大することを視野に入れ、主軸の漁業と並ぶ中核事業として大きくしていくことを目標に掲げ挑戦しているところです。
※まき網船団の単位を「1カ統(いっかとう)」と呼ぶ
導入のきっかけは何だったのでしょう?
鎮山様: 当初は、車両台数が10台程度だったので、システム化などは特段考えていませんでした。 しかし、2019年に福岡県の園原運輸が傘下に加わり、一気に車両台数が70台ほど増え、80台規模になりました。グループ会社を効率よく管理してゆくために、共通の請求管理業務ができるExcelを作成し、運用をし始めました。
「配車管理から請求書発行までの業務(売上管理)の一元化をExcelではなく、システムを通じてできないか」、また、「各グループ企業間での案件情報の共有ができていなかったので、共有することにより、配車効率を高められないか」、の2点を軸にシステムを探していたところ、見つけたシステムのひとつが、トラッカーズマネージャーでした。
導入の決め手は何だったのでしょう?
鎮山様: トラッカーズマネージャー独自の特徴でもある、売上管理と車両管理が1つのシステムで一元管理できる、ところです。前述のとおり、売上管理(配車管理~請求書発行)とグループ間での案件共有が効率的にできていない点が、弊社の課題だと認識していました。この課題をクリアできることがひとつ。
また、グループ会社参加のもと、トラッカーズマネージャーの提案ミーティングを実施した時に、グループ会社ごとで、車両管理やドライバー管理が統一されておらず、バラバラのファイル、紙ベースでの管理など、属人化していることにも気づきました。 そういったグループ会社ごとの課題に対しても、トラッカーズマネージャーの機能で解決できる点も弊社にぴったりだと思い、導入を決めました。
導入後、改めて導入してよかったなと思うポイントは何でしょう?
鎮山様: システムを探す上で、重視していたポイントが、ITにあまり強くない人でも、継続して使ってもらうためには、「直感的に操作しやすいインターフェイスでないと厳しい」と思っていました。 トラッカーズマネージャーは、無料トライアルで試した際に、他のシステムとは比較にならないほど、群を抜いて使いやすいシステムだと思いました。この点が、まずひとつ。
また、クラウドシステムなので、他のパッケージ化されたソフトにはできない、毎週のように新しい機能拡充やインターフェイスが更新されて、使いやすくなってゆく点が、ふたつ目。 毎週、トラッカーズマネージャーのメルマガが届くのですが、今後、こんなアップデートをします。今週はこんなアップデートをしましたというお知らせが届きますので、アップデートを見逃すこともありません。 我々も運送事業を拡大していくにあたり、課題を解決しつつ、今後の事業拡大の支えになってもらえると思い、契約させていただきました。
後の活用について教えてください
鎮山様:今後は下記6つの項目の実行を目指して、活用していきます。
- 配車管理をトラッカーズマネージャーで完結させること
- グループ会社間での案件共有での配車効率を高めること
- 請求業務をトラッカーズマネージャーで完結させること
- 車両管理をトラッカーズマネージャーで一元管理すること
- ドライバー情報をトラッカーズマネージャーで一元管理すること
- 監査対応に活用すること
直近では、3年で300台、5年で500台を目指してゆくので、トラッカーズマネージャーを活用し、基盤づくりを強化してゆこうと考えています。