運送業

<無料>足利銀行×Azoop オンライン物流セミナー「物流事業者 業務効率化の要諦」 2021年2月18日(木)15:00~16:00で開催

足利銀行様と共同で、物流事業者様向けの無料オンラインセミナー「物流事業者 業務効率化の要諦~事例で紐解くデジタル化の成功法則~」を、2021年2月18日(木)に開催致します。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するアンケート」※1によると、84%の運送会社が売り上げ減少と回答するなど、コロナ禍により、運送会社を取り巻く経営環境は一層と厳しくなっていると考えます。

売り上げが減少している中、デジタルトランスフォーメーション(デジタル技術を導入することで、企業をより良いものへと変革すること)を推進することが、利益増加に繋がるとトラッカーズは考えます。デジタル(IT)技術を使った業務の効率化が利益増加の近道といえるでしょう。

今回のセミナーでは、事例をもとにし、業務の効率化における成功の法則を、無料でも利用できるデジタルツールの紹介と活用方法を併せて、IT初心者にも分かりやすく、ご紹介してゆきます。

【足利銀行 × Azoop共同開催「物流事業者 業務効率化の要諦」の開催概要】
開催日:2021年2月18日(木)15:00-16:00
開催方法:オンライン ※参加方法は参加申し込みの方に別途お知らせいたします。
参加費:無料
参加資格:運送会社 ※同業者の方の参加はご遠慮いただきます。
セミナー参加申し込みはコチラ

【プログラム】
1.運送会社経営の現状と2024年問題
2.DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
3.DXを実現する上での課題と成功ポイント
4.デジタルソリューションの紹介

※1 アンケート調査:新型コロナウイルス流行前と比べて84%の運送会社が売り上げ減少と回答
https://azoop.co.jp/news/528.html

会社の信用問題になりかねない、自社ドライバーの「メディアリテラシー」

「メディアリテラシー」とは


最近の講演会でよく話すテーマに「社員教育」があります。ポイ捨てやトイレ問題についてももちろんお話するんですが、これらにおいては、自社でもすでに社員に向けて気を付けるよう指導しているところが多いようです。

が、メディアの人間から見ると、それ以外に昨今特に憂慮すべきトラックドライバーの「悪マナー」があることに気付きます。

それが「メディアリテラシー」です。

「メディアリテラシー」とは本来、「テレビや新聞、ネットニュースなどが発信する情報に対し、受け手側に求められる判断能力」のことをいいます。しかし昨今では、「判断した情報を正しく発信する能力」も加えた広義な意味で使われることが多い言葉です。

メディアのカタチはこの20年で大きく変わりました。新聞やテレビなどの「マスメディア」から一方的な情報を受けるだけの時代から、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」などを通じて、受け手も自らの意思や思いを発信できる時代に変化したのです。

このSNSには、FacebookやTwitter、LINE、YouTube、TikTokなどが挙げられます。

そんなSNSは、1日のほとんどを1人で行動するトラックドライバーにとっては必須アイテム。安否を気遣う家族とのやり取りはもちろん、ドライバー仲間との励まし合いや、トラックのことを知らない人への情報発信のツールとしてもよく利用されているのです。

トラックドライバーのメディアリテラシー

しかし残念なことに、トラックドライバーの中には、その「メディアリテラシー」に問題のある人が目立ちます。
一例を挙げますと、一般車を「クソレジャー」と表現したり、トラックに立ち小便をするドライバーの悪行をネット上に晒したりする、トラックドライバーによる投稿です。

これだけでも問題なのですが、それをより深刻にさせているのは、ナンバープレートや社名も全て見えた「未処理」の状態で投稿されていたということ。

中には、ご丁寧にもその悪マナーのトラックドライバーが所属している企業名と電話番号まで記し、「苦情はここまで」とする投稿もあります。

元々トラックドライバーには熱く、正義感のある人が多いと、彼らを長年見続けて深く感じます。
が、その「正義」をはき違えてしまうケースが散見されているのが現状で、遮断性のある車内に長時間1人でいるという環境も手伝い、目の前で起きた悪事に対して、「この正義を共有したい」という思いが暴走し、「晒し行為」に繋がっているケースがほとんどです。

以前私が「晒し行為」に対して指摘したトラックドライバーは、こんなことを言っていました。
「世間に晒すことで世の中をよくしているし、抑止力になる。何が悪い」。

しかし、割り込み運転されたからとスマホ片手に追いかけ回すのは、果たして「正義」なのでしょうか。自分は顔や名を伏せておきながら、TPOもわきまえず相手の悪事を晒す行為は、許される行為なのでしょうか。

2020年はコロナの影響で「マスク警察」や「自粛警察」などという言葉が流行りましたが、こうした「晒し行為」も、この「○○警察」の心理と同様のものだと感じます。

無論、トラックドライバー全てがこうした晒し行為をしているわけではありません。
同じ「正義感」をもってハンドルを握っているドライバーにも、この晒し行為に疑問を呈する人は大勢います。

かつてSNSでこの問題を呈した際、

「せっかく自分たちが社会的地位を上げるべくルール守ってやっているのに、YouTubeで自分たちの給料を公開したり、会社の不満をぶちまけたり、汚い言葉を使って周囲のドライバーを口撃しているのを見るとやるせなくなる」

「数字(視聴回数)が取れればいいと思っている一部のトラックドライバーYouTuberは、動画も過激になりがち。それを観た視聴者は、トラックドライバーを誤解するのでは」

といった意見も多くありました。

自社ドライバーに取るべき対策とは


前出の「世の中のためにやっている」としたドライバーのように、これらの晒し行為をする人の多くが悪いことだと認識していないのですが、実はこれは正義どころか「マナー違反」、ひいては「名誉棄損罪」にかかり得る行為になります。
そうなれば、ドライバー個人の問題にとどまらず、会社の信用問題にもなりかねません。

ただ、だからといって所属ドライバーの晒し行為を会社が個人的に直接注意するのは難しいかもしれません。
ほとんどが匿名(アカウント名)で投稿しているので、確信的な証拠がないのももちろんですが、日本の憲法には「表現の自由」が保障されており、その投稿や注意の仕方によっては、その自由の不当な制限に当たってしまうこともあるからです。

 

が、こうした行為が現に広く横行していることに鑑みると、社を離れて仕事をする社員に対して、ポイ捨てやトイレ問題と同じ「教育」の1つとして、メディアリテラシーの指導は今後盛り込むべきだと強く感じます。

不特定多数の人たちが目にするSNSで、トラックドライバーがモザイクもなしに他車の悪行を投稿し、汚い表現で周囲を罵る行為は、広い視野で見ると結果的に自分の首を自分で締めていることになる。

この事実を、是非社員の方々に伝えていっていただけると、ドライバーの社会的地位の向上は少しでも早まるのではないでしょうか。

【開催終了】 | <無料>運送会社の経営層・社内デジタル担当者向け 第6回 トラッカーズセミナー「運送会社業務効率化の要諦」 2020年12月10日(木)15:00~17:00オンラインで開催

<<ご好評につき追加開催決定!!>>
※本セミナーは10月29日に開催したセミナーと同一内容です。

運送会社の経営層・社内デジタル担当者向けに第6回 トラッカーズセミナー「運送会社業務効率化の要諦」を2020年12月10日(木)に無料オンラインで開催致します。前回、同内容で実施したセミナーがご好評につき、追加開催が決定しました。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するアンケート」※1によると、84%の運送会社が売り上げ減少と回答するなど、コロナ禍により、運送会社を取り巻く経営環境は一層と厳しくなっていると考えます。

売り上げが減少している中、デジタルトランスフォーメーション(デジタル技術を導入することで、企業をより良いものへと変革すること)を推進することが、利益増加に繋がるとトラッカーズは考えます。デジタル(IT)技術を使った業務の効率化が利益増加の近道といえるでしょう。

今回のセミナーでは、事例をもとにし、業務の効率化における成功の法則を、無料でも利用できるデジタルツールの紹介と活用方法を併せて、IT初心者にも分かりやすく、ご紹介してゆきます。

【第6回 トラッカーズセミナー「運送会社業務効率化の要諦」の開催概要】
開催日:第1回:2020年12月10日(木)15:00-17:00
開催方法:オンライン ※参加方法は参加申し込みの方に別途お知らせいたします。
参加費:無料
参加資格:運送会社 ※同業者の方の参加はご遠慮いただきます。
セミナー参加申し込みはコチラ
※こちらのセミナーは開催終了いたしました。

【プログラム】
1.運送業界を取り巻く現状
2.DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
3.DXを実現する上での課題と成功ポイント
  ・DX実現に向けた課題
  ・成功のポイント
  ・変革のための第一歩_コストや時間をかけないチャレンジ
4.デジタルツール紹介
  ・人事・労務
  ・物流・運送業務
5.トラッカーズマネージャーのご紹介

こちらのセミナーは開催終了いたしました。

※1 アンケート調査:新型コロナウイルス流行前と比べて84%の運送会社が売り上げ減少と回答
https://azoop.co.jp/news/528.html

運送業界の即戦力「ベテランドライバー」にこそ対策を!

事業用トラックの死亡事故「200人以下」の壁


事業用トラックによる死亡事故がなかなか減りません。

国土交通省は2017年、「事業用自動車総合安全プラン2020」の中で、事業用トラックによる交通事故死者数を200人以下、人身事故件数を12,500件以下、飲酒運転による事故件数をゼロとするよう目標を設定しました。

そんな中、直近、警視庁から発表された「交通事故統計」によると、事業用トラックによる死亡交通事故は今年9月末時点ですでに173件(軽貨物・トレーラー含む)。
過去のデータを見る限り、同プランが掲げられて以降、この目標をクリアした年はなく、2020年もこのペースでいくと制限目標の200件を超えてしまう可能性が高いといえます。

言わずもがな、トラックによる事故には実に様々な要因があります。
急に止まれない、死角ができやすいといった「車体の特性」はもちろん、時間に追われるドライバーの「過酷な労働環境」もその例といえるでしょう。

しかし昨今、これらと同じくらい憂慮しなければならいと個人的に思っているのが、「トラックドライバーの高齢化」です。

厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、全産業の平均年齢が42.9歳であるのに対し、中小型トラックドライバーは45.9歳大型トラックドライバーにおいては48.6歳と、どちらも高くなっています。

私がこれまで出会った大型ドライバーの中での最高齢は72歳。主に千葉から静岡間を走っているとおっしゃっていましたが、もしかすると彼以上に高齢で長距離を走っているドライバーさんも少なくないのかもしれません。

高齢化が進むトラックドライバーの懸念点

こうした高齢の職業ドライバーのほとんどは、ドライバー歴数十年のいわゆる「ベテラン」です。
ベテラン職業ドライバーは、それまでの経験や運転技術、豊かな土地勘が買われ、人手不足の運送業界では「即戦力」として重宝されることが多いです。

しかし、ベテランドライバーだからといって全てがメリットというわけではありません。
彼らベテランドライバーには、憂慮せねばならない点が2つあります。

1つは、「過剰な自信」です。

トラックドライバーに限らず、その業界で「ベテラン」になると、「勘」というものが働くようになります。とりわけ交通状況や天候など、「不可抗力」によって仕事の流れが大きく変わる運送業界にとって、彼らの「勘」というものは非常に有用に働きます。

そこでしっかりと意識しておかなければならないのは、その「勘」というのが「慣れ」と紙一重であるということ。

「だろう運転」はその典型で、「この道はいつも人通りが少ないから今回も大丈夫だろう」や、「この場合相手が譲ってくれるだろう」など、ベテランだからこそ存在するその「リズム」や「習慣」が注意不足に繋がるシチュエーションが多くありますが、これは勘でもなんでもなく、ただの「慣れ」です。

また、高齢になると「思い込み」や「我(が)」が強くなる傾向があることを忘れてはなりません。
実際、池袋で暴走し、多くの死傷者を出した高齢者ドライバーは、クルマに欠陥はなかったと結論付けられた今においてもアクセルとブレーキの踏み間違いを否定し続けています。

そしてもう1つの懸念点は、他でもない年齢による「老化」です。

「プロドライバーだから大丈夫だ」と思われているのか、これだけ世間が「高齢者ドライバー」に対してセンシティブになっている中、「職業ドライバーの高齢化」においてはあまり指摘されませんが、やはりどれだけプロであっても、そして安全運転をしたとしても、老いによる体力的な衰えには敵いません。

前出の「事業用自動車総合安全プラン2020」でも、

「視力等が弱まることにより周囲の状況に関する情報が得られにくくなり判断に適切さを欠くようになる、反射神経が鈍くなることによってとっさの対応が遅れる等の一般的な高齢運転者の特徴」

に対しての指摘があります。

事故防止に企業ができること


ただ、これら「過剰な自信」や「老化」に懸念点があるからといって、業界の即戦力となっている高齢ドライバーに今すぐトラックを降りてもらうというのは、全く現実的ではありません。

では、自分の会社に高齢ドライバーがいる場合、企業はどうするべきなのでしょうか。
それは、高齢ドライバー1人ひとりの「パーソナリティの把握」と「健康管理と適性診断」、そして過酷な労働環境になりやすい「長距離」や、人身事故の確率が上がる「地場輸送」の回避です。

「これまで長年ドライバーとしてやってきた人だから」という信頼感は非常に大事ではありますが、上記の理由から、「人は老いると変化が生じる」という俯瞰的目線も同じくらい必要になってきます。

事業用自動車総合安全プラン2020」にも、

「適齢診断の受診を拡大・徹底し、事業者が個々の運転者の運転特性を把握した上で、運転上の注意事項を的確かつきめ細やかに指導・監督するとともに、状況に応じ夜間・長距離運転を担当させない措置をとる等の対策を推進すべきである」

と記されており、この高齢トラックドライバーへの対策は、本格的な増加が始まる今のうちから準備しておく必要があるといえるでしょう。

車体の大きさから、事故を起こすとその規模や結果が悲惨なものになりやすいトラック。近い将来、「死亡者数200人」が限りなく「ゼロ」へと近づけられるといいですね。

【導入事例.001】全社的にコスト削減に力を入れている中、「トラッカーズマネージャー」で車両関連のコスト削減を目論む

【お話を伺った方】
代表取締役 引田和幸 様
管理部業務管理課 課長 小澤基樹 様

株式会社 和幸流通サービス
「輸送事業」と「物流事業」の二つの事業を展開している同社。更なる飛躍を目指して、同社では全社的なコスト削減に取り組んでいます。その一環として、クラウド運送会社向け業務支援システム「トラッカーズマネージャー」を導入し、車両に関するコストの削減にチャレンジ中。現在の活用状況や今後に向けた期待をお聞きしました。

【目的】
・全社的なコスト削減の一環で、車両コストをみえる化し、削減ポイントを探したい
【課題】
・車両管理がシステム化されていなく、Excelベースで、個々で管理されている状態。一元管理できていない
・車両毎の整備記録・コストを正確に確認できていない
【効果】
・現在、データを積み上げ中

どのような事業を行なっていますか?

株式会社 和幸流通サービス
代表取締役 引田和幸 様


引田様:
株式会社和幸流通サービスは、二つの事業を展開しています。ひとつ目が、「輸送事業」で、「食品・出版・印刷物・建材・冷蔵・冷凍・衣類品・太陽光パネル・家電・菓子・電材・日用雑貨・自転車」などを主に運んでいます。

そして、ふたつ目が「物流事業」で、保管・発送代行から流通加工までオールマイティに対応が可能で、ワンストップでご依頼いただければ、流通加工までオールマイティに対応が可能です。車両台数は90台程度。今後数年かけて、120台を目指してゆく予定。倉庫は、徐々に拡大しており、現在7,000坪くらい保有しています。

導入のきっかけは何だったのでしょう?

引田様:
「車両管理」に課題を抱えていました。もともと管理自体がしっかりできていなくて、Excelベースで、個々でやっている状態でした。それを一元化して、集計や分析をし、パソコンの一画面で見られる状態(ペーパーレス化、IT化)にしたかったのです。

我々が考えるペーパーレス化、IT化を実現するために、色々なITツールを検討し始めたとき、以前からお付き合いのあった、トラッカーズマーケット(中古トラックのオンライン売買サービス)の営業担当から、トラッカーズマネージャーをご紹介いただきました。

導入の決め手は何だったのでしょう?

引田様:
ペーパーレス化、IT化を検討していた一方で、理想と現実のギャップはありました。というのも、実際に活用する現場がITに詳しいかと言うと、そうでもなかったので、システムの使いやすさや、分かりやすさが重要だと思っていました。

株式会社 和幸流通サービス
管理部業務管理課 課長 小澤基樹 様

小澤様:
これまで、運送業向けのパッケージソフトのシステムを活用していましたが、様々な機能があり、100%使いこなせていませんでした。トラッカーズマネージャーは、車両管理に必要な機能に特化しているので、操作しやすそうだというのが第一印象でした。

引田様:
画面の構成がシンプルなので、非常にわかりやすいと思います。小澤が言っていたとおり、車両管理に特化しているのは良いですね。

しかし、本質的な決め手はというと、良い意味で、これからのシステムであることですね。
我々からの要望を取り込み、より運送会社が使いやすいサービスに日々進化しているところに大きな魅力を感じました。ここは、パッケージソフトと大きく違うところですね。進化しても、追加費用が掛からないところもいいな、と思います。

小澤がシステムに詳しく、こだわりが強いので、活用している現場のスタッフとともに、色々とこちら側から要望を出して、一緒に作り上げていける環境は、Azoopさんにとってもよかったのではと思っています。

システムを導入するにあたり、今後は徐々にクラウド化していかないと、という思いがありました。
只、ついて回るのはどうしてもウイルスなどのそういった部分。トラッカーズマネージャーはそういった部分も安心できたこともありますね。

小澤様:
これはクラウドならではというか、パソコンなどにインストールするのではなく、WEBサイトにアクセスして使うサービスの特徴なのかもしれませんが、改善要望を出して、それが実装されたら、特別な作業をしなくても、次にWEBサイトにアクセスすれば、機能が改善している!というのは良いですね。

今使っている、配車管理システムは、弊社オリジナルのシステムです。より使いやすくなるよう、要望をまとめて、開発して、を繰り返し20年弱使っています。

パッケージソフトだと、どうしても融通が利かないという部分があるので、クラウドで、且つ、駆け出しのシステムだったので、一緒に開発してゆきましょうというスタンスも導入の決め手の大きな要素だったと思います。

導入はスムーズにできましたか?

小澤様:
車両登録はAzoopに一括登録を依頼して、入力してもらったので、ログインした時点で全部入っていたので、スムーズに開始することができました。

ただ、入力方法が分からない部分があると現場から声が上がってきたので、ちょっと戸惑った部分はありましたが、いざ使い始めてみると、簡単なシステムになっていて、直感で入力できるので、その部分はすぐに慣れようになりました。

期待通りの導入効果はありましたか?

引田様:
まだ、弊社が使い切れていないので、効果の実感は正直まだありません。
今、データを積み上げていて、これから向き合って、使っていこうという段階です。

会社として、コスト削減というところに、今、すごく力を入れています。
どこにお金を使われているのか?どういうことに使われているのか、というのをどんどん明確化してゆきたいですね。今、色々な取り組みをしていて、この間も保険の見直しを検討し、それだけでも100万円程度削減できました。その他にも、あらゆる経費削減を検討しています。
こういう取り組みの中のひとつとして、車両コストの削減をしたいと考えていました。トラッカーズマネージャーを使って、車両コストのみえる化をし、思い切って、車両を入れ替えてしまった方が良いとか、明確に見えるようになるであろうと期待をしています。

実は、これまで、車両の整備記録などは正確に確認できていなかったのです。月ごとに掛かっているトータルでの金額は、もちろん分かっていたのですが、実際、この車両にどれくらい費用が掛かっていて、どこの修理にお金が掛かっているのか、などは確認できていませんでした。それを確認できるようにしたいと思っていました。

年末までには、整備記録の一覧機能(整備の記録と事故の履歴と、どの事故にどの整備をしたのかの紐付け等ができる機能)が実装されると営業の方から聞いていますし、より使い易くなりそうで楽しみです。

データを積み上げると、整備費などの車両原価の推移や傾向をみることができるようになるので、そのデータを基に車両に関するコスト削減を進められればと思っています。

これからトラッカーズマネージャーの導入を検討されている企業にアドバイスをお願いします

運送会社の社長さんって、車両に関するコストが凄く気になると思うのです。そこを明確にできるのが、このトラッカーズマネージャーの一番の良いところ。トラッカーズマネージャーを使うことによって、無駄なお金を使わないようにできると思うので、迷わず使ってみてください!

代表取締役 引田和幸 様(左)と管理部業務管理課 課長 小澤基樹 様(右)
長時間のインタビューをありがとうございました!

【開催終了】 | <無料>運送会社の経営層・社内デジタル担当者向け 第5回 トラッカーズセミナー「運送会社業務効率化の要諦」 2020年10月29日(木)16:00~18:00オンラインで開催

運送会社の経営層・社内デジタル担当者向けに第5回 トラッカーズセミナー「運送会社業務効率化の要諦」を2020年10月29日(木)に無料オンラインで開催します。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するアンケート」※1によると、84%の運送会社が売り上げ減少と回答するなど、コロナ禍により、運送会社を取り巻く経営環境は一層と厳しくなっていると考えます。

売り上げが減少している中、デジタルトランスフォーメーション(デジタル技術を導入することで、企業をより良いものへと変革すること)を推進することが、利益増加に繋がるとトラッカーズは考えます。デジタル(IT)技術を使った業務の効率化が利益増加の近道といえるでしょう。

今回のセミナーでは、事例をもとにし、業務の効率化における成功の法則を、無料でも利用できるITツールの紹介と活用方法を併せて、IT初心者にも分かりやすく、ご紹介してゆきます。

【第5回 トラッカーズセミナー「運送会社業務効率化の要諦」の開催概要】
開催日:第1回:2020年10月29日(木)16:00-18:00
開催方法:オンライン ※参加方法は参加申し込みの方に別途お知らせいたします。
参加費:無料
参加資格:運送会社 ※同業者の方の参加はご遠慮いただきます。
セミナー参加申し込みはコチラ
※こちらのセミナーは開催終了いたしました。

【プログラム】
1.運送会社経営の現状と2024年問題
2.利益低下の3つの要因とは
3.デジタルトランスフォーメーションとは
4.最初の一歩 『IT化』の要諦
5.おすすめITツールと事例のご紹介
6.トラッカーズマネージャーのご紹介

※当日はご参加の運送会社同士の意見交換のお時間も多くご準備する予定です。運送会社同士の顔合わせの機会としてもご利用いただけます。

 

こちらのセミナーは開催終了いたしました。

※1 アンケート調査:新型コロナウイルス流行前と比べて84%の運送会社が売り上げ減少と回答
https://azoop.co.jp/news/528.html

トラックドライバーの「トイレ問題」と企業がすべき「教育」とは

悪マナーの常連「トイレ問題」


トラックドライバーのマナー問題に触れる際、避けて通れないのは、「トイレ問題」。いわゆる「立ち小便」と「黄色いペットボトル」に対する問題です。トラッカーズ通信でも過去に少し言及したかと思います。

以前にお話している通り、「立ち小便・黄色いペットボトル=トラックドライバーの仕業」というわけではありません。乗用車のドライバーも人間なので生理現象は同じようにあり、我慢できず同じようなことをしている人もいるはずです。しかし、SNSでトラックドライバーの「証拠動画」が拡散されたり、車高の高いトラックでないと捨てられないところに放置されたりしているペットボトルを多く目撃するのも事実です。

ご存じの通り、トラックドライバーが使用できるトイレの少なさは、長年議論されては解決に至っていない闇深い問題です。車体の大きさゆえに、たとえコンビニや公衆トイレが目の間にあっても駐車場がなく、涙を呑んで通り過ぎざるを得ないことも多くあります。それに加え、オフィスワーカーのように近くに必ずトイレがある環境とは違い、ドライバーはトイレのない道路にいる時間が長いです。交通渋滞にもハマれば、より一層「トイレへの道のりが遠のく」というジレンマもあります。

それがゆえに、トラックドライバーの「立ち小便・黄色いペットボトル」の率は上がると考えられるのですが、ただ、中にはすぐ近くにトイレがあるはずの高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの大型車専用駐車場で立小便姿や黄色いペッボトルが目撃されることも少なくありません。

実際、ある現役トラックドライバーからは、

「目の前のトイレまで歩くのも面倒な『物臭運転手』の仕業。運転中にペットボトルに用を足すことはできない。必ず停車中にしている。許せない」
 
という指摘の声がありました。

“黄色いペットボトル”の被害者たち

とりわけこの黄色いペットボトルの目撃者になりやすいのが、それらを清掃する各自治体の職員や施設のスタッフ、そして同じ車道を走る「サイクリスト」(自転車乗り)です。彼らは目撃者となるのと同時に、「被害者」になることも非常に多いです。

以前、ある市の清掃員に話を聞いたところ、十数年前よりは量は減ってはきているものの、工場地帯や信号の手前にはコンビニの弁当容器と一緒に、その黄色いペットボトルが捨てられていることが多く、処理のために開封する時は、怒りとともに自分自身「何をやっているんだろう」という情けない気持ちになると漏らしていました。

同じ車道を走るサイクリストは、やはり道路上にペットボトルが落ちているのをよく見るといいます。右高左低という道路の構造上、彼らが走らされる車道左側にゴミが転がり集まりやすく、それらを避けて走る度に不快な気持ちになるとのことでした。

これらに対して、現役トラックドライバーたちに意見を求めると、

「同じドライバーとして恥ずかしい」
「DNA鑑定してやりたい」
「正直、運転手の自分ですら、『トラック運転手ってクズばっかだな』と思ってしまいます」

といった怒りの声が集まりました。
 
中には

「袋詰めされたものが自分のトラックのチェーンフックに引っかけられていたことがある」

というドライバーも。

こうした事例含め、この黄色いペットボトル問題においては、清掃員やサイクリストと同じくらい、いや、社会的地位を貶めるという観点から見ると、良マナーで走るトラックドライバーもれっきとした被害者だといっていいでしょう。

企業がすべき「教育」とは


立ち小便しないこと、黄色いペットボトルをポイ捨てしないことは、「トラックドライバー」以前の問題で、人間としてごく当然のことだということは言うまでもありません。それゆえ「立ち小便・ポイ捨てしない=良マナー」とするのも非常におかしな話なのですが、こうした一部の悪マナードライバーの強烈なインパクトのせいで、日々マナーを守って走り続けるトラックドライバーや、毎朝会社周辺のゴミ拾いをする運送企業も結局ひとくくりにされ、悪いイメージが付いてしまっている実態。
 
毎度言うことなのですが、そんな業界の社会的地位を上げるためには、業界外からの理解とイメージアップが欠かせません。そのためには、やはりトラックで社外へ出るドライバーへの「道徳的教育」を基礎からしていかねばならないのです。

経営者の方からは、「そんな人間的に当たり前なことを教育しなければならないのか」「そんなマナーの悪い人間をわが社では採用していないから大丈夫」という声を聞くことがあります。が、トラックドライバーは単独で行動をするため、周囲の目が届かない分、どうしても気が緩む人も出てきてしまいます。

運送業界に関わらず、団体に所属する人全員に「常識的行動」をさせることは、それほど簡単なことではないのです。経営陣と個別に対面する時はマナーが良くても、いざ会社を出て単独行動した途端に「社会性」が欠如してしまう人もいることを忘れてはなりません。

「道徳的教育」とは、座学や業務マニュアルにある出社時の「確認事項」時の会話だけではありません。ドライバーの個性に配慮したコミュニケーションをとることでも、彼らの社会性や企業貢献意識は高まり、ひいては運転マナーにも繋がっていくものだと私は思っています。

橋本愛喜が本音で語るトラックドライバーのマナー問題

媒体によって「書き分け」をしているというフリーライターの橋本愛喜氏。それには「トラックドライバーの地位向上」という深い目的があるのだそうだ。今回はそんな同氏の思いと、トラックドライバーのマナー問題について語ってもらった。

媒体で「書き分け」る理由


いきなり個人的なお話で恐縮ですが、運送業界やトラックドライバーについて執筆する際、実は業界向けの媒体と業界外向けの媒体で「真逆」になることがあります。それは「当事者目線」です。

ネットニュースや大衆誌など、業界外の媒体で発言・意見する時は、基本的にトラックドライバーの裏事情や、彼らがマナー違反せざるを得ない実態などを書き、業界やトラックドライバーへの理解や関心を高めてもらおうと意識しています。一方、この『トラッカーズ通信』のようなオウンドメディアへの寄稿や、業界紙にコメントを求められた時は、トラックドライバーのマナー違反や業界の欠点、悪しき習慣などを指摘することが多いです。

言い換えれば、「外向け」の媒体ではトラックやドライバー目線で世間に説明し、「内向け」の媒体では世間目線でトラックドライバーの悪マナーの改善を促すよう、“書き分け”をしています。

中立公平を重んじる身として、こうした“書き分け”をすることはあまり良いことではないのですが、事実、マナー違反を指摘されても仕方ないトラックドライバーが一定数存在すること、そして、世間がそのごく少数の悪素行を「トラックドライバー全体のイメージ」として捉えていることに鑑みると、こうしたギャップを埋めつつドライバーの地位を向上させるためには、ある程度致し方ないのかなと思っているところです。

しかし、こうした書き分けをし、ネットニュースでいくらトラックの擁護や事情を説明しても、毎度私の元にはトラックを批判する声が非常に多く集まります。正直、その中には「ごもっとも」と言う他ない指摘も多くあり、ネットニュースで取り上げるとマナーを守るトラックドライバーたちにまで影響を及ぼしかねないものばかりです。

今後もこうしたネットニュースでは扱いにくい「世間の声」を多く紹介していけたらと思っていますが、今回はその中から最近取材中にいただいた、「ある施設からの声」をご紹介します。

ガソリンスタンドから聞こえてきた要望

昨年末から世界中を大混乱に陥れている新型コロナウイルス。日本全国を走るトラックドライバーも例に違わず影響を受けており、荷量の極端な増減や、「コロナ運ぶな」といった誹謗中傷など、各地から様々な報告が寄せられます。中でも以前書いた「ガソリンスタンドのシャワールーム使用停止」は、1次輸送を担うドライバーにとって、かなりの痛手でした。

ガソリンスタンドは、言わずもがな運送業界とは「持ちつ持たれつ」の関係。こうした現場からの意見を汲んでくれてか、結果的に1週間程度で各ガソリンスタンドはシャワールームの再開を決定してくださり、大きな混乱は起きず私も胸をなで下ろしたのですが、この取材をする中で、とあるガソリンスタンドの広報担当者から「ガソリンスタンドの現場店員から聞くコロナ禍におけるトラックドライバーへのお願いとクレーム」を聞かされ、ハッとさせられました。

そのお願いとは、「トラックドライバーの皆さんには、是非車内でもマスクをしていてほしい」というものでした。

以前、トラックドライバーに「コロナ禍の中、終日マスクをしているか」というアンケートを取ったことがあります。その結果、

終始着けている…11.9%
運転中はしていないが構内業務時には着けている…31.4%
終日着けていない…49.8%

と、約半数のドライバーがマスクを1日中着けていないことが分かりました。

乗用車と違い、日頃からフルサービスを受けることの多いトラックですが、そうするとガソリンスタンドの店員は必然的に多くのトラックドライバーと接触することになります。しかも彼らは、車高の高いトラックに乗ったドライバーを見上げ、上からしゃべりかけられる状態に。飛沫は無論、上から下へと落ちていくので、マスクをしていないトラックドライバーとの接触は、感染リスクが非常に高くなるのです。

1人で行動されるドライバーさんは、運転中にマスクを着ける必要はもちろんありません。が、ふらっと立ち寄るコンビニや給油をお願いするガソリンスタンドでは、こうした配慮を忘れないようにしたいところです。

一方、そのガソリンスタンドの広報が「クレーム」として聞かせてくれたのが、「ゴミの分別」です。

コロナ禍により多くのガソリンスタンドでは、今まで実施していた「店員による車内ゴミの預かり」を一時的に取り止めるところが増えました。が、中には利用客からの声に応えて、各自でゴミを捨ててもらうよう、ゴミ箱を撤去せずに置いてくれているところもあります。しかしその際、コンビニの袋に缶コーヒーと弁当容器をひとまとめにして捨てるなど、ゴミの分別がされていないことが多いといいます。
 
無論それは、分別が面倒だからというわけではなく、分別をすることで結局感染リスクが高まるからとのこと。せっかく「車内ゴミの預かり」を取り止め感染リスクを減らそうと対策しても、ゴミが分別されていなければ、結局店員がゴミ袋に手を突っ込むことになり、全くもって意味がないのです。

ドライバーのマナー違反「最大の被害者」とは


「ゴミを分別せずに捨てているのはトラックドライバーだけではない」という意見もあると思います。が、ゴミを分別せずに捨てているトラックドライバーがいるのもまた事実です。

一方、現役のトラックドライバーから時々、「ドライバーの地位を向上するためには、世間の指摘を真摯に受け止め、1人ひとりが身を正す必要がある」という真っ当な意見をいただくことがあります。しかし皮肉なことに、こうした世間からの声に耳を傾けるドライバーは、やはり元々マナーがいい人がほとんどで、本来こうしたクレームを聞かねばならない悪マナーのドライバーにはなかなか届かないのが現状です。

一部のドライバーの悪マナーが、他業種の人々に多大な迷惑をかけているのはもちろんですが、実は一番迷惑を被っているのは、普段からマナーを守り、トラックドライバーとしての誇りを持って日々走ってらっしゃる同業のトラックドライバーさん自身なのかもしれません。運送企業経営者さまには是非、「こんな常識を教えないといけないのか」とせず、日々の社員教育・指導を徹底してほしいと思います。

増加する異業種からトラックドライバーへの転職

新型コロナウイルスと運送業界

緊急事態宣言が一旦明けても尚、依然として我々の生活に様々な我慢や不自由を強いる新型コロナウイルスですが、ご存じの通り、運送業界にも甚大な影響が出ています。

その「影響」の出方は実に様々で、ラストワンマイルの輸送を担う宅配業はまさに「激忙」。ヤマト運輸によると、今年4月の宅配便の数は、去年の同じ月と比べて13%以上増え過去最多に。これに伴い同社は先日、配送ドライバーなどの従業員約22万人に1人当たり最大5万円の見舞金(総額70億円)を支給しました。

また、食品や日用品など、生活インフラに関わる商品を輸送するトラックドライバーたちも、普段以上の物量に疲弊しています。一般社団法人全国スーパーマーケット協会が発表した2020年3月期の販売統計調査(速報値)によると、スーパーマーケットの総売上高は前年同月比の8.8%増。日々スーパーに生活必需品を降ろすトラックドライバーたちからは、「もう勘弁してくれ。毎日、毎日、盆暮れ並みの物量」という嘆きの他、「最近の物量の多さと連続する雨のせいでもういっそコロナになって休んだが楽なんじゃないかと思うようになってきた」といった声すら聞こえてきました。

しかしその一方、とりわけ一次輸送を担う運送企業やトラックドライバーからは、「物量が減った」、「会社がもたない」、「平日でも2日しか仕事に出ていない」、「(洗車する時間がたっぷりある)おかげで最近トラックが毎日ピカピカ」という真逆の悲鳴が上がります。

全日本トラック協会の「日本のトラック輸送産業現状と課題2018」では、平成28年度の「消費関連貨物」は全体の32%程度。物量が激増した食料品やトイレットペーパーなどの「生活必需品」は、ここからさらに絞られます。この「消費関連貨物」以外の輸送においては、木材や砂利、廃棄物などの「建設関連貨物」が37.3%、そして、製造現場で使用する金属、機械、石油などの「生産関連貨物」が30.4%を占めますが、周知のとおり、コロナで経済活動は著しく鈍化。

生活必需品以外の輸送に携わるトラックはそれに引っ張られるように物量が減り、ドライバーの仕事も薄くなっているのが現状です。

今、この記事を読んでくださっている企業さまは、後者だという方のほうが多いのかもしれません。

物流の実情を知らない人たちによる転職活動

ただ、こうした状況は、実は世間にはあまり知られていません。世間が抱く現在のトラックドライバーたちのイメージは、「コロナ禍の中を必死に走り回るエッセンシャルワーカー」であり、「総じて大忙し」という印象をもたれているのです。

そんな中で起きているのが、「他業種からの転職希望者の急増」です。
業界関係者たちに取材をしてみると、免許取得支援制度のある求人に未経験応募者の列ができたり、まだ募集をかけていないのに「近所に住んでいるから」という理由で問い合わせの電話がかかってきたりするケースがあるといいます。

コロナ禍による失業者は、今後きっと増加してゆくと予想します。中でも、緊急事態宣言中に「営業自粛」という名の強制休業を迫られた業種からは、多くの従業員たちが職場を離れる、または離れざるを得なくなるでしょう。実際、総務省統計局「労働力調査(基本集計)」が発表した「完全失業率」をグラフに表して見てみると、その数値の跳ね上がり方に、正直息を飲みます。

また、恐ろしいことにこの「完全失業率」というのは、「職を探しているのに見つからない人の割合」のこと。コロナ禍で職を失った人の中には、感染拡大を恐れて自宅待機をし、あえて転職活動や求職活動をしなかった人」もおり、こうした人たちは、この中にはカウントされていません。
 
世間の「トラックドライバーは人手不足」というイメージと、失業者の増加。これが、運送業界に転職者が急増するとする根拠です。

現役ドライバーの仕事を阻む新人ドライバー

慢性的な人手不足に陥っている運送業界においては、ピンチの中でもこれを人材獲得のチャンスだととらえる人もいます。もちろん人材が必要ならば積極的に受け入れ、育成するべきです。が、ここで気を付けなければならないのは、他業種からの転職希望者がどこまで運送の過酷な実情を知っているかです。

現在の運送業の現状を知らない転職希望者から聞こえてくるのは「トラックドライバー“にでも”なろう」という声。

実際、コロナ禍以降のSNSには、
「こんな稼げない状態が3年5年と続くようならいっそ大型免許取ってトラックに転職しようか最近少し考えてる」
「飲食店で失業してもECを扱ってる物流倉庫の作業員や運び屋の需要は旺盛だろうしそっちにシフトした方が儲かりそう」
という投稿が相次いでいます。

前回にも紹介した通り、4月にはトラックドライバーたちの間でシャワー問題やトイレ問題が立て続けに起きました。そんな中でも、あっけらかんとその現状を自虐織り交ぜながら報告し合う現役ドライバー達を見た時、彼らにとって「トラックドライバー」という職は、巷でよく言われる「底辺職」ではなく、むしろ「天職」なのだと再認識したと同時に、“にでも”な転職組には務まらないなと改めて思った次第です。

入社してもすぐに辞めてしまう人材を雇っては、研修期間中、教育係になる現役ドライバーの邪魔になるだけになってしまいます。実際、現役ドライバーからは「すぐ辞める人たちがいて仕事にならない」という声もすでに入ってきています。

採用面接で転職希望者に接する際は、過酷なトラックドライバーの実情を予め提示し、長く業界にいてくれる人材をしっかり把握・獲得することで現役ドライバーの仕事の効率を守るのも、企業側の大きな責任なのかもしれません。

コロナ禍から垣間見えるトラックドライバーのマナー教育の重要性

「シャワー難民」が続出

ご存じの通り、コロナ禍で生じた物量の増減によって物流・運送業界は混乱を極めました。
中でも現場のトラックドライバーには、精神的苦痛・死活問題とも言うべき出来事が4月から立て続けに起きており、「体力面だけでなく精神面でも疲弊している」という声が私のところにも毎日のように届いている状況です。

かねてよりトラックドライバー職は「底辺職だ」、「あんな仕事なんてやりたくない」などと言われてきました。そこに突如降って湧いたコロナ禍では、「物流を支える人たちのお陰で今こうして通常通り暮らせています」、「トラックドライバーさんありがとう」という声がある一方で、「コロナ運んでくるな」という心無い言葉や、中には除菌スプレーを吹きかけられたという許されない行為の他、家族が出勤・登校拒否されるという職業差別の被害まで聞こえてきます。

さらにドライバーを苦しめたのが、各ガソリンスタンドにあるシャワールームの利用停止です。

ご存じの方も多いかと思いますが、4月中旬、トラックドライバーの間で最も利用率の高いガソリンスタンドのシャワールームがコロナの感染拡大防止を理由に次々閉鎖され、「シャワー難民」が続出した出来事がありました。しかし、再開を望む声が非常に多く、各ガソリンスタンドはこの決定を早々に取り止め、1週間ほどで事態は収束。SNS上などでは「よかった」と安堵するドライバーの声が多く見られました。

この「シャワールーム騒動」を受け、Twitterを通じて「シャワーがない間どうしていたのか」とドライバーに取材してみたところ、こんな声が返ってきました。

「公園の障がい者用トイレで頭を洗った」
「コンビニのお湯を拝借して体を拭いた」
「赤ちゃん用のお尻拭きシート」で体を拭いた」
「ガソリンスタンドの洗車用の水を使った」

ガソリンスタンドにシャワールームがあることすらほとんど知られていない中、こうしたドライバーたちによる涙ぐましい努力は、世間にはなかなか伝わりません。
実際、騒動の最中、各ニュース媒体にこのシャワー問題を書いたところ、「そんな苦労があったのか、知らなかった」と、大変多くの反響がありました。

一難去ってまた一難

さて、こうして胸をなで下ろしたのもつかの間、その数日後、新たに勃発したのが大手コンビニエンスストアによる「トイレの閉鎖騒動」です。

こちらも業界の中では深刻な問題とされているためご存じの方も多いはずですが、4月下旬、今度はコンビニエンスストア大手のローソンが全店舗のトイレ使用を停止して物議を醸しました。
言わずもがな、トラックドライバーにとってこのトイレ閉鎖は、シャワールーム閉鎖よりも深刻度が高いところです。

ですので、やはりこれにも強い「再開の声」が上がりました。しかも今度はトラックドライバーだけではなく、一般のお客さん、さらには一部の加盟店オーナーからの強い要望もあったことで、ローソン本部からのトイレ使用禁止は、発表翌日に撤回。

が、最終的な判断が店舗ごとに委ねられたことから、現在でもトイレ使用を禁止している店舗が目立っているのが現状で、さらにはこの「トイレ閉鎖」の動きが、他の大手コンビニや他商業施設でも徐々に広まりつつあり、トラックドライバーは現在も依然として「トイレ難民」と化しています。

トラックドライバーのマナー

こうした状況の中、現場から次のような声が聞こえてくることがあります。

「どうしてトイレやシャワーを勝手に閉めるんだ」
「物流を回しているのは俺たちトラックドライバーだぞ」
「我々トラックドライバーがいないとみんな困るだろう」

トラックドライバーも、「物流を停めない」という正義のもと日々走っていますが、施設側にも「開放によって感染者が出れば閉店を余儀なくされ、店員も客も守れなくなる」という彼らなりの「真っ当な理由」や、「その判断に至る正義」があります。

シャワーやトイレが使えないのは、トラックドライバーにとっては死活問題であることは間違いありません。が、これらの施設はあくまでも施設側の厚意で使わせてもらっている状態です。
ゆえに、こうした一部のトラックドライバーによる一方的で傲慢な主張は、筋が違うところ。

この件に関して、某県にあるローソンのオーナーさんに話を聞いたところ、「普段からトイレやゴミ箱の使い方が非常に悪い。本部から(トイレ閉鎖の)通達があった際は正直嬉しかったです。ああ、あのトイレをこれからしばらく掃除しなくていいのかと。なのに1日で再開。開放の判断は委ねてもらえたので、弊店ではトイレは貸していません」

もちろんこうした悪マナーはトラックドライバーに限ったことではありませんが、実際問題として、トラックドライバーの間でも、「立ち小便」や「黄色いペットボトル」が今後増えるのではという懸念は多く出ています。各いう私もその1人です。

実際すでに、トイレと一緒にゴミ箱が封鎖されたことによって、大型車枠近くにポイ捨てが目立つようになったと漏らすコンビニ店員もいます。
こうした状況が続いてしまえば、トラックドライバーの地位向上はもとより、職業差別が加速する恐れも否めません。

一方、トラックドライバーの中には、シャワーやトイレの閉鎖が相次いだことで、自分たちがいかに周囲の協力を得て仕事ができていたのかに気付いたとする人も多かったのが印象的でした。

「シャワー完備してくれているガソリンスタンドと大型駐車場完備のコンビニが無ければ僕らは大変な事に……。この環境に感謝してマナー良く使わせていただきましょう」

「コロナの影響で一部のコンビニさんではトイレが借りられない状態です。仕方ないですよね。店員さんだって、掃除、消毒、(中にはペーパーの持ち出し)などもありますもんね。コンビニさん!いつもお世話になってます!でも、危機一髪の時には貸してくれるのは感謝!」

様々なリスクを追って走るトラックドライバーは、間違いなく社会インフラの要です。が、決して「偉い」わけではない。大変な中ではありますが、こういう時だからこそ経営者の皆さんによるマナー指導を徹底し、ドライバーの地位向上を目指していただければと思っています。