大型・中型・小型トラックのサイズ・用途の違いをプロが解説 | トラッカーズマガジン

大型・中型・小型とトラックはサイズによって分類されています。トラック業界では、国土交通省が定める道路運送車両法の保安基準での区分と、トラックメーカーが定めた区分の2つの分類が使われています。

大型・中型・小型トラックのサイズの違い、運転できる免許やサイズごとの具体的な用途例も踏まえ、分かりやすくお伝えします。

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平ボディとはなんのこと? 業界初心者向けに基本を解説 | トラッカーズマガジン

平ボディとは

平ボディとはトラックのボディ(荷台)部分が平らになっている形状のトラックのことです。平ボディとして最もイメージしやすいのが、農作業などに用いられる軽トラックです。平ボディトラックはシンプルな形状から、どんな荷物の輸送も工夫次第で可能になる汎用性の高さが特徴のトラックです。

平ボディの構造

平ボディトラックは、ボディ(荷台)をアオリと呼ばれている荷物の落下防止柵で囲んだ構造になっています。平ボディトラックは左右と後方すべてのアオリを開くことができるため、積み荷の積み下ろしがしやすいです。
平ボディトラックの規格は、2t・4t・10tがあります。平ボディトラックは、規格が変わっても基本的な構造が同じため、平ボディトラックの使いやすさは地上からボディ(荷台)まで高さによって変わります。

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アルミウイングとは 業界初心者向けに基本を解説 | トラッカーズマガジン

アルミウイングとは

アルミウイングとは、トラックのボディ(荷台)部分をアルミパネルで囲い、ウイングと呼ばれる側面のアルミパネルが左右に跳ね上がる機構を装備したトラックです。荷台が箱型になっており、後部も開閉できる作りとなっているため別名箱車とも呼ばれています。
アルミウイングは、ボディ(荷台)部分がアルミパネルで囲われているため運搬する積荷を雨やほこり、直射日光から積み荷を守り運送することが可能です。
さらにボディ(荷台)部分は防塵性に加え、側面のアルミパネルを開閉できることが最大の特徴で、フォークリフトを使った効率的な積荷の積み下ろしができます。このような特徴から運搬業、宅配便の集配送業、引越専門業などで多く利用されています。

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プロが教える状態の良い中古トラックの買い方とは? | トラッカーズマガジン

長く使える状態の良い中古トラックを購入する際に最も重視すべきポイントは、エンジンの状態が良いトラックを選ぶことです。
なぜエンジンの状態が良い中古トラックは長く使えるかというと、一般的にトラックの廃棄が検討されるタイミングは、エンジンの状態が悪く、動かすために部品交換が必要になり、メンテナンスのコストがかかる際に行われるからです。つまり、トラックの寿命はエンジンの状態により決まります。

この記事では、中古トラック購入から納車までの一般的な流れとエンジンの状態が良い中古トラック選びのポイントや中古トラック購入時に抑えておくべき減価償却期間について具体的に説明します。

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高速道路120km/h化は広めるべきでない!?3つの理由 | トラッカーズマガジン

2017年の年末から試験的に最高速度が110km/hとされていた高速道路の一部区間が、今年3月1日から日本の道路としては史上最高速度となる120km/hに引き上げられた。

対象の区間は、新東名高速道路の「新静岡IC―森掛川IC」間の約50kmと、東北自動車道の「花巻南IC―盛岡南IC」間の約27.5km。前段階として試験的に110km/hまで引き上げた際、安全上問題がないとされたことで、今回の120km/hに至った。

今回の「120km/h化」の最大の目的は、「『実勢速度』と『規制速度』とのギャップの解消」にある。また、この引き上げにより「煽り運転の減少」も巷では期待されている。

実勢速度とは「実際に出されている速度」のこと。事実、制限速度が100km/hとなっている高速道路の多くの地点では、今回の120km/h化の前からこの実勢速度が120km/h前後あり、そこに20km/hもの速度差が生じている。

そのため、今回の高速道路一部区間の120km/h化を受け、「対象区間を拡大してほしい」という声が、全国各地のドライバーから聞こえてくる。中には、速度制限が無制限の区間があるドイツの高速道路「アウトバーン」を引き合いに出し、「日本は世界的に見ても“遅い”」と嘆く声も多い。

しかし、「外国がこうだから日本も」という考えはちょっと違う。現在の日本の道路環境には、安易に制限速度を引き上げるべきではない大きな3つの理由があるからだ。

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